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富澤輝実子プロフィール

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富澤輝実子プロフィール

富澤輝実子(とみざわ・きみこ)

昭和26年、新潟県の越後湯沢に生まれ、普通に育ちました。越後湯沢は川端康成の『雪国』の舞台となった町です。ですから、私は雪の上を歩くのがとても上手です(笑)。

美しいキモノ編集部での活躍

昭和48年、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社、美しいキモノ編集部に配属され、以来40年を着物畑で仕事をしてきました。入社した頃はまだまだ着物業界華やかなりし時代で、毎号超一流のカメラマンが超一流の女優さんをモデルに最高の着物姿を撮影してくださいました。その頃は貸しスタジオがさほどありませんから、ご自分でスタジオを構えているカメラマンのところに伺いました。最も多く行ったのは麻布霞町(現在の元麻布)にあった秋山庄太郎先生のスタジオでした。「本格派のきもの」というテーマでは大女優、名女優が毎号お二人出てくださいました。当時の編集長がページの担当で私たち新人はアイロンかけのために同行するのでした。当時のバックナンバーを見てみると、岡田茉莉子さん、十朱幸代さん、小山明子さん、星由里子さん、佐久間良子さん、三田佳子さん、司葉子さん、有馬稲子さん、岸恵子さんなど錚々たる方々です。皆さんにお目にかかっています。そしてある号の表紙の振袖が忘れられません。栗原小巻さん着用だったのですが、からし色と栗皮茶の染め分け地に黒で草花風景模様を描いた大変立派なものです。それまでの振袖のイメージを一新する作風の一枚でした。提供は「八王子・荒井呉服店」とあります。ファンの方はお察しと思いますが、ユーミンのご実家です。
あ、これを話し始めるときりがありませんので、少し飛ばします。

取材の日々

ファッション撮影のほか、産地取材もたくさん担当しました。あいうえお順に明石縮、伊勢崎銘仙、越後上布、江戸小紋、大島紬、小千谷縮、加賀友禅、京友禅、久留米絣、作州絣、塩沢紬、仙台平、秩父銘仙、東京友禅、西陣織、博多帯、結城紬、米沢織物などのほか各地に伺いました。
人物取材もさまざまに担当いたしました。ことに思い出深いのは「森光子のきものでようこそ」の連載です。森さんが毎号おひとりずつゲストを迎えて着物姿で対談をしていただくページでしたが、五十音順に浅丘ルリ子さん、池内淳子さん、千玄室大宗匠、中井貴一さん、人間国宝の花柳壽楽さん、東山紀之さんなどとの華やかなページでした。

海外への進出

たくさんのテーマをこなしながらの着物畑でしたが、娘時代から続けてきた茶の湯の稽古が思いがけず役に立つときがやってきたのです。それは、海外における「ジャパニーズ・カルチャー・デモンストレーション」のアシストでした。茶の湯を中心に、着物と行事のことなど紹介しています。今まで、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、ベラルーシ、ロシア・サンクトペテルブルクに複数回出かけて、わずかですが日本文化の普及活動のお手伝いをしています。ロシア圏では着物愛好家が大勢いらっしゃって(もちろんその国の方々)、現地では自分で着つけてお召しになっています。例えば各国にある日本国大使館で行われる行事の際に着物姿で出席されるのだそうです。とっても素敵なことですね。嬉しくなります。どちらで買っていらっしゃるのかお聞きしたら「ネット」とのことでした。

現在は講師として各学校で活躍中

また、大学や専門学校で「日本の染織」「着物現代史」「世界の民族衣装」の授業を担当し、nhkカルチャーでは「着物の基本」をレクチャーしています。なかでも早稲田大学の「早稲田のきもの学」の講師は今年で8年目になりました。

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