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【富澤輝実子】着物トリビア:着物の格は何で決まるの・着物の紋の数・格式を高める一つ紋付

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文:富澤輝実子

着物の格は何で決まるの?

着物では装う場合に「着物の格」ということを大切に考えています。
フォーマルな場面ではそこにふさわしい格の着物で装わなければなりませんし、カジュアルなお出かけにはそこにふさわしい装いをすることが楽しく時間を過ごすために必要です。では、着物の格は何で決まるかというとそれは「紋の数」で測っています。
紋の数が多いほどフォーマル度が高い着物ということになりますし、紋がない着物はフォーマルではないと考えられています。

着物の紋の数

着物に付けられる紋の数は最大で五つ、最小でひとつです。ですから五つ紋を付けられる着物が最高の格式を持つ着物ということになります。
たくさんある着物の中で五つ紋を付けられる着物はたった二種類しかありません。
それは、「留袖」と「喪服」です。ですから、留袖と喪服を着て行く場面が最高の格式を持つ儀式と日本人は考えてきたことが分かります。
その場面は「結婚式」と「葬式」です。この二つの儀式が私たちの生活の中で最も高い格式の場面と言えるでしょう。現在、着物のしきたりがくずれていることを憂える方は多いと思いますが、結婚式とお葬式では、着物着用の方が減っているとはいえ格式は保たれていると感じます。

黒留袖、黒喪服と色留袖、色喪服の違い

黒留袖と黒喪服は必ず五つ紋付ですが、色留袖、色喪服は五つ紋付が本来ですが三つ紋付の場合もあります。
その場合は、色留袖でしたら結婚式列席時の新郎新婦の恩師や未婚の姉などにふさわしい装いですし、叙勲や新春の祝賀会、初釜に社中を連客にして出席する先生の姿などにふさわしいでしょう。

格式を高める一つ紋付

一つ紋付は様々な場面で重宝する紋の数です。色無地、訪問着、江戸小紋など少し晴れやかにしたい場合で格式を高めたいときに一つ紋を入れておくとよいのです。

カジュアル着物には紋をつけない?

カジュアルな着物には紋は付けません。紋を入れることで「かしこまった印象」になりますので、普段のお稽古や食事会、お芝居見物などでは紋が入っていないほうがふさわしいでしょう。
また、紬類は通常紋はいれません。もし、入れたい場合は刺繍で大き目の「おしゃれ紋」にしておくと楽しく着られるでしょう。


染織・絹文化研究家:富澤輝実子(とみざわ・きみこ)
1951年新潟県生まれ。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社後、『美しいキモノ』編集部で活躍。副編集長を経て独立、染織と絹文化研究の道に入る。誌面連載「あのときの流行と『美しいキモノ』」も好評。

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