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【富澤輝実子】着物の手入れとやさしい後始末①/着物は着方と同じくらい脱ぎ方が大切/やさしい着物の後始末

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文:富澤輝実子

着物は着方と同じくらい脱ぎ方が大切
着物を着る日は事前に注意深く慎重に準備をし、丁寧に着付けて、素敵な着姿でお出かけなさることと思います。そして帰宅後、帯〆、帯上、帯、着物と次々足元に脱ぎ落して「絹の海」のような状態になっている方もあることでしょう。そして脱いだ着物や帯、小物の真ん中に座ってしまうと安堵の気持ちからくたっとして疲れがどっと出て、片づけるのがおっくうになってしまいがちです。ですが、ちょっと脱ぎ方に気を付けるとそのあとが楽ですので方法をご紹介します。

やさしい着物の後始末
帰宅後はまず初めに、コート姿のままで手を洗います。着物に触れるときは必ず手を洗います。そして、脱ぎ始めたら決して何も足元に落とさないことが、後始末が面倒にならないコツです。では、始めましょう。

後始末の手順

①きれいなタオルか手拭いを手直なところに広げておきます。
②コートを脱いでハンガーに掛けます。
③帯締めを解いて丈を四つに折り、①の上に仮に置きます。
④帯揚げを外して丈を四つにたたみ、③の帯締めを芯にして帯揚げのシワを伸ばすようにしながら、くるくるときつく巻きます。このとき帯締めの房が帯揚げの端から出ていると房が乱れますので、反対側から引いておきます。
⑤帯枕も①の上に仮置きしておきます。
⑥帯を解いてハンガーに吊るすようにさぼします。
⑦伊達締めを解き、四つに折ってからくるくると巻いて①の上に仮置きします。
⑧腰紐を解き、シワを伸ばすようにしながら五角形に巻きます。
⑨着物を脱ぎ、着物ハンガーにかけてさぼします。
⑩あとは、長襦袢の場合はさぼし、半襦袢の場合は肌襦袢と一緒に洗濯してしまいます。
※こうして脱ぐときにひと手間かけておきますと、次に着るとき気持ちよく支度ができます。帯締めの房も乱れず、帯揚げのシワも気にならないくらい伸びています。腰紐もシワが伸びて気持ちよく使えます。
※よく質問を受けるさぼす時間の目安ですが、おおよそ一晩と考えてよろしいと思います。午後から夕方、あるいは夜に帰宅したら脱いでさぼしておき、翌朝たたむとちょうどよいでしょう。たたんだら、いつものところにきちんと収納しておきます。
※たたんで収納するときには必ず食べこぼしなどで汚れていないかチェックします。もしシミや汚れがあった場合は、すぐ専門家に相談しましょう。近くに相談できる方がいない場合にはお気兼ねなくこちらにご相談ください。
そして、次回も清潔な着物姿でお出かけいたしましょう。

染織・絹文化研究家:富澤輝実子(とみざわ・きみこ)
1951年新潟県生まれ。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社後、『美しいキモノ』編集部で活躍。副編集長を経て独立、染織と絹文化研究の道に入る。誌面連載「あのときの流行と『美しいキモノ』」も好評。

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