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【富澤輝実子】着物でお出かけ:暮れからお正月の伝統芸能公演にて・伝統芸能を鑑賞する際の着物

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文:富澤輝実子

年が明けましたら成人を祝う式典が開かれ始めましたね。例年とは異なる規模と内容かもしれませんが、何はともあれ開催できることはご本人をはじめお身内、関係者皆様を安堵と喜びで満たすことと思います。

伝統芸能の公演に出かけてお勉強して参りました
東京では歌舞伎座をはじめ、国立劇場、国立能楽堂など伝統芸能の劇場が、ウイルスへの厳重対策を取りながら開かれています。マスク着用や検温、手指消毒はもちろん、座席も一人置きに座るようになっていますし、終演後は出口が込み合わないよう制限をしながらのお帰り案内となっていました。

私は暮れから年明け三が日に掛けて伝統芸能の公演に出かけてお勉強して参りました。

「友吉鶴心師の琵琶楽公演」
国立能楽堂では「友吉鶴心師の琵琶楽公演」で琵琶の演奏に酔いました。友吉師はNHKの大河ドラマで芸能考証・指導を長年なさっている方です。師の演奏に出会うまで私にとって琵琶は正倉院展で鑑賞する殿上人の楽器で格調高く、庶民には縁遠い邦楽という感覚でした。ところが、師の演奏と出会ってからは印象がすっかり変わりました。師の演奏は華やかで口舌も明晰なため、初めて聞く方も詩の内容をイメージできるのです。素晴らしい演奏会でした。

伝統芸能を鑑賞する際の着物
私達着物愛好家はもちろんお客様の着物姿も関心があります。伝統芸能を鑑賞する際は着物で伺うと客席にしっとりと調和しますね。この日は付け下げと小紋の方が多かったように感じました。
お若い方は少し派手目の東京染小紋の方もいらっしゃいましたが、落ち着いたお召し物が多かったですね。
私は渋めの枯草色の青海波の江戸小紋に漆箔使いのこげ茶地に江戸情緒を伝える猪牙舟模様の名古屋帯を締めました。帯〆は道明製の御岳組を合わせてみました。自分で言うのもなんですけれど(笑)、能楽堂の格調高い雰囲気にぴったりのコーディネイトでした。

幸せなひと時
以前、やはり能楽堂の狂言の会の時にすぐ前の席に地唄舞のお家元がいらっしゃったことがありました。
内心「お家元様早くお立ちにならないかしら? 」と思ったものでした。お召し物を拝見したかったのです。
適度に薄暗い明かりの下での(老眼の私の)目視ですからあいまいですが、少し赤みのあるこげ茶色の結城紬にそそっと刺繍のしてある付け下げに辛子地にやはり刺繍の名古屋帯をお締めになっておられました。
その日はあいにくの雨模様で寒い日でしたから結城紬になさったのかしら? などと勝手に考えながら、素敵な着姿を目に焼き付けました。着物愛好家にとっては幸せなひと時でした。

染織・絹文化研究家:富澤輝実子(とみざわ・きみこ)
1951年新潟県生まれ。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社後、『美しいキモノ』編集部で活躍。副編集長を経て独立、染織と絹文化研究の道に入る。誌面連載「あのときの流行と『美しいキモノ』」も好評。

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