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【富澤輝実子】着物でお出かけ:リトアニア・ベラルーシ/茶道デモンストレーション

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文:富澤輝実子

リトアニアには2年続けて茶道デモンストレーションに伺いました。大使館の方々と女子大学生の皆さんのお世話になりながら、私達いわば「桂裕子一座」は茶道のご紹介をしました。

日本の外交官・杉原千畝氏
カウナスという古都でも日本文化をご紹介しましたが、こちらは「命のビザ」で名高い日本の外交官・杉原千畝氏がサインし続けた旧領事館に立ち寄りました。現在では新しく建て替わっているようですが、私達が立ち寄ったときは昔のままの比較的小さく古びた(ですがゆかしい)建物でした。中には杉原氏がいらしたときのままに机や筆記用具、日本の国旗や地図などが保存されていて、杉原氏がビザに署名される際に、ユダヤ人一人一人に言ってほしいと頼んだ言葉も紹介されていました。ユダヤ人の方々は日本を経由してアメリカやカナダ、オーストラリアなど各国に向かうためのトランジットビザを発給されました。

杉原千畝氏のことを詳しく知りたい方は是非出身地の岐阜県加茂郡八百津町にある「杉原千畝記念館」か、東京の飯倉にある「外務省外交史料館」へいらっしゃることをお薦めします。「外務省外交史料館」はどなたでも入れます。中に「杉原千畝記念室」があります。写真を見ながら解説を読むと当時の国際情勢や杉原氏の苦悩が伝わってきてジーンとします。私もしばらく泣きました。もちろんリトアニアの旧領事館でも泣きました。

次に移動した国は「ベラルーシ」
この後、2年目に伺ったときにリトアニアの次に移動した国は「ベラルーシ」でした。
ベラルーシでも女子大学生、現地で日本文化を紹介していらっしゃるガエフスキーさんご一家のお世話になりながら、大使館主催の「日本の秋」という日本文化紹介行事で「茶道デモンストレーション」と「着物を通しての日本文化紹介」をしました。
「着物を通しての日本文化紹介」は、日本ではどんなときにどんな着物を着ているのかを、年中行事と人生行事を例に挙げながら、着物の実物をお見せしながら説明をしました。

ベラルーシには日本文化に興味と親しみを持っている方が多く、デモンストレーションはどこも満席です。着物愛好家も大勢いらっしゃって、会場には着物姿の女性がたくさん見うけられました。そして、着物についての質問もたくさん出ました。
ベラルーシでは、首都のミンスクとヴィーチェブスクで「茶道デモンストレーション」を行いました。
ヴィーチェブスクは画家のマルク・シャガールの生まれ故郷で有名です。記念館の扉を見てびっくりしました。赤茶色のドアなのですが、シャガール作品の中で描かれているのを見たことがあったからです。作品を見た時には、その赤茶色の小さな四角いものが何かわからず、メインに描かれている飛んでいる馬や、花を持っている女性に見入っていたのです。また、お父様が馬を使って魚を売るお仕事だったともうかがいました。「あ~、それで絵の中に馬が飛んでいるんだわ」と理解できて、なんだかとっても身近に感じるようになりました。

日本に帰ってきてから、シャガール展があるとヴィーチェブスクで見たシャガールゆかりの品々を絵の中で探します。見つけると周りの方にお話ししたくなって気持ちがうずうずします。

染織・絹文化研究家:富澤輝実子(とみざわ・きみこ)
1951年新潟県生まれ。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社後、『美しいキモノ』編集部で活躍。副編集長を経て独立、染織と絹文化研究の道に入る。誌面連載「あのときの流行と『美しいキモノ』」も好評。

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