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令和初のミラレ金屋町

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ミラレ金屋町って?

工芸都市・高岡で開かれた素敵なイベントに伺いましたのでご紹介します。
それは「ミラレ金屋町」!
イベント名は「来て見られ金屋町へ」(どうぞ来て見てください金屋町へ・いらっしゃ~い金屋町へ)という意味で、金屋町は「かなやまち」と読みます。
来て見てほしいのは、ここが高岡鋳物(いもの)発祥の地で伝統的な町屋・街並みを大切に保存している、風情ある地域だからなのですが、この素敵な地域を核に「町を美術館に」という熱い思いが込められているイベントなのです。

海外のお客様も着物姿に!

金屋町の通りは石畳を敷きつけた通りで小京都のよう。その石畳通りの両側は工芸品の展示や販売、街づくりの紹介やガイドツアーもあって、楽しさいっぱいでした。
海外からのお客様のお顔もちらほら見えて、ウキウキしたものですからお声をかけたいと思い近づくと、その海外からのお客様はなんと着物姿だったのです!
着物の着心地を私の「出川イングリッシュ」でインタビューしてみました(笑)。すると、
答えが「キモノヲキタノハ ニカイメ ウレシイ キモノダイスキ」という風に聞こえて、喜んで下さっているのが分かり、こちらもご機嫌に嬉しい気持ちになりました。写真も見てください。

着物ファッションショー

なんといっても最高だったのは富山大学芸術文化学部の学生さんによる「着物ファッションショー」でした。石畳通りを舞台にした催しでテーマは「時代」。奈良、平安、鎌倉、室町、江戸、明治、大正、昭和、平成、そして現在の令和までの時代をイメージさせる着物姿で、女子大生を中心に男子学生も交えての野外ファッションショー。
企画、構成、出演すべてを富山大学芸術文化学部の学生が受け持ちました。リーダーは磯野志保さん。
7月に学部内で出場者を募集、テーマを決めたら着物を選んでショーの振り付け。芸術文化学部ですからダンスの経験者もいて心強い限りだったようです。指導を受けたのは夏休み中の毎日曜日。皆がひっしで練習してやっとこの日にこぎつけたそうです。

石畳の「ランウエイ」

和楽庵から提供され藤岡敦子先生の着付けによる、振袖を中心とした華やかな着物で装った学生は緊張の面持ちで石畳の「ランウエイ」をゆっくりとモデルのように歩きます。私は出場の学生さんたちの真剣な表情が可愛くて拍手をし続けました。

着物姿がぴったりの街並み、日本情緒豊かな石畳通りのある富山県高岡市の「金屋町」へぜひ来年は来て見られ、「ミラレ金屋町」というほっかりした気分になった一日でした。

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