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【色で選ぶ振袖】人気色ベスト4! 青・緑・白・オレンジ色の意味をご紹介

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こだわりたい! 振袖の色

私が成人式をしたのは今からもう30年以上昔のこと。
で、娘や姪っ子が成人式をするようになって、「お母さんの写真見せて」と言われると、「どっかに行っちゃったのよ〜」なんてごまかしてみたりして。はい、絶対に見せません!出しません!見せられません(恥)!
そして、同様にお友達に「成人式の振袖姿の写真を見せて」というと、「門外不出」「とても出せない」「お願い、忘れさせて」とか……、拒絶反応が尋常じゃないお友達が多いんです。なぜなのかしら?
もちろん、昭和の匂いがしますわ。それはいいんですけどね。
そして、写真は今の時代と違ってデータじゃありませんので、色褪せたりしています。それはいいんですけどね。

そもそも前撮りなんてない時代。成人式の当日に朝大急ぎで写真を撮ります。写真館もその日の朝ですから、大忙しのベルトコンベア方式。たくさんシャッターを切って、気に入った表情を選べるわけもなく……、選ぶのは写真屋さんのおっちゃんです。一方、フィルムカメラやインスタントカメラでお父さんが撮った写真の半分はピンボケ。振りが逆向いていたり、足ががに股だったり、白目むいていたりもう、踏んだり蹴ったりの写真ばっかり(笑)

そもそも、その昔、メイクも高校を卒業するまでやったことがありませんし、大学時代も、普段からそんなにガッツリとメイクをしていませんから、これまた、成人式だというのでえらく力んで塗りすぎて大失敗していたり。ヘアスタイルは、皆ほぼ同じ「新日本髪」ですから、似合っている人もいれば笑っちゃうような……それこそ「仮装か?」みたいなことになっちゃってたりして、写真を撮ってがっかり
そして門外不出の苦い思い出……封印!! という方も多かったのではないでしょうか?

だからこそ、娘の時は気合いが入ります。さて、振袖の色にはやっぱり流行があって、流行を追う必要はありませんが、なんだか時代外れのどんくさいのもいやですよね。条件は、トレンドの色であって、かつ自分に似合うかどうか? です。

成人式の振袖の色の選び方

好きな色と似合う色が必ずしも同じとは限らないのが難しいところ。ここはひとつ、成人式当日の髪の色(今と同じとは限りません)を決めましょう。カラーコンタクトなどは別として、瞳の色や肌の色などをよく勘案して、好きな色が似合うかどうか?をよく見極めるのが肝心。
大丈夫! もしも好きな色が似合わなかったら下半身にその色をたくさん使えば良いのです。
顔の近くは似合う色。好きな色が似合わなかったら顔の遠くに好きな色。これで一番好きな色の振袖を選ぶことができます。また、例えば、今、流行の、青、緑、白、オレンジ……、例えば同じ青だとしても青みがかった青から、赤みがかった青、深い青、濃い青、薄い青、黄みがかった青と、さまざまな青がありますので、どうしても青を着たいのならば、諦めずに何着も試着してみること。

試着が面倒ならまず、肩の上に羽織ってみるだけでも良いと思います。試着の時はスッピンじゃなくてある程度のメイクはしましょうね。成人式当日とあまりにもかけ離れたお顔にならないようにしておけば選びやすいと思います。どれもピンとこない場合は思い切っ上半身を別の色でイメージして青は下半身に。

髪飾りも同様に、ご自分の顔が明るく、美しく見える色のものを選びます。好きな色を選んで、ちょっと顔が寂しげに見えたり、くすんで見えたり、ピンと来ない場合は、顔にかからない後ろへ持っていけばOK\(^^@)/ 前や横は、顔が明るく、晴れやかに、美しく見える物をネ♪

色の持つ意味[青・緑・白・オレンジ]

さて、ここで少しだけ色の持つ意味合いのお話しをしておきましょう。
色については、ググっていただければ情報はいくらでもありますし、諸説あります。詳しく知りたい人はぜひ、色々調べてみてください。ここでは私が学んだことや経験的に感じたことを書いてみますね。

青色の振袖

例えば青(今日の例えは青ばっかり笑)。
青は知性を表します。お医者様やその奥さま、政治家や官僚やその奥さま、学校の先生などに好まれる色です。頭脳を司る色。そして、「青は藍より出でて藍より青し」と言われるように藍染め。まさに日本の色。ジャパンブルー!なんです。そう、日本の色です。「ロバートウイリアムアトキンソン」っていうイギリス人の人が日本を訪れたときに、あまりにも藍染めを着ている人、のれん、風呂敷などとにかく視界に飛び込んでくる色が青(藍)が多かったために「ジャパニーズブルー」と言ったのが始まりらしいんですけど、なんか、サッカーの日本代表のユニフォームに採用されたあたりから「ジャパンブルー」で定着しちゃいましたね。この辺のお話しはまた別の機会に。
青系の濃い紫ではありますが、歌舞伎の助六のはちまきとか、時代劇でお殿様が病気で寝込んでいるシーンで、なぜか紺色のはちまきをしているのをご覧になったことがありますか? 青は古来そんな意味を持っていたんですね。振袖選びの前に一つの色について……そう、ご自分の好きな色について徹底的に突き詰めて調べてみるのも、楽しいかもしれませんね。

緑色の振袖

そして緑は空気、健康などの意味を持つ色コミュニケーションの色。調和の色です。緑も黄色がかった緑から、青みがかった緑、くすんだ緑、深緑……と、またいろいろな緑があります。緑の最大の特徴はコーディネートが最もしやすい色!ということなんです。お洋服の場合はまた、専門家の方が違うことをおっしゃるかもしれませんが、長年着物に携わっていると、緑は万能のように私には思えます。
振袖には桜、牡丹、菊などいろいろな美しい日本の花が描かれている物が多いですよね。最近の振袖の中にはユリや薔薇の花が描かれている物まであります。どれも美しい花々ですが、それらのお花の葉っぱの色って何色でしょうか?

そう緑。緑は全ての色との相性がとても良いのです。牡丹の花と、牡丹の葉を見て、「やだ〜合わないわ〜」なんて思う人……いませんよね? 緑がコミュニケーションの色だと言われる理由も、どんな人とでも仲良くなれるというふうに解釈するとなんとなく納得できてしまいます。

そのせいでしょうか? 緑は人間関係を良好にするとも言われています。もちろん理由は色々ありますが、新緑の季節の野山を思い浮かべるとなんとなく優しくすがすがしい気分になれそう。そんなことが関係しているのかもしれませんね。緑色の宝石のエメラルドの宝石言葉は「幸運、幸福、夫婦愛、安定、希望、喜び、新たな始まり」だそうです。どれも振袖にふさわしい言葉なのかもしれませんね。

白色の着物

さて、白地の振袖を見ると、上皇后様の振袖姿を思い出します。昭和34年のことでした。美智子様のお召しになった振袖をきっかけに白地の着物が大ブームになったことがあります。白は申し上げるまでもなく、無垢な色。花嫁さんの「白無垢」や「純白のウエディングドレス」は、清純で、無垢な花嫁さんにぴったりです。そして、花嫁さんの「あなたの色に染めてください」という一途な愛情や、「嫁ぎ先のお家の色に染まります」という決意を表しているんです。まぁ、最近では「染まらないわよ」「染めてやるわ」「夫の教育は最初が肝心」なんていうことをおっしゃる人や、そんなコツが書かれたサイトもあるようで……(汗)
白はイメージ通りの色ですが、大きく分けると蛍光白と、生成白があります。肌の色などに大きく影響されますが、どちらかが必ず似合いますのでやっぱり羽織ってみるのが良いでしょう。カラーコーディネーターでなくても、色彩診断士でなくても、二種類を代わる代わる羽織ってみれば必ず分かります。

オレンジ色の着物

今回は最後にオレンジ色をご紹介。この色は、日本の名前で「橙色(だいだいいろ)」と呼ばれています。そして、今風に言えば「ビタミンカラー」。どんなイメージを持たれますか? そう、喜びとか、親しみとか、優しさとか、安全とか、幸福感いっぱいの色。
インテリアコーディネーターのお友達は、食卓やキッチンはオレンジ色がいいと言ってました。食欲が出たり、元気になったり、緊張を和らげたりする効果が抜群なんだそうです。なので、照明にもその辺の工夫が取り入れているそうです。私の経験上、オレンジ色の振袖を選ばれる方は、好奇心が旺盛で元気いっぱい。優しくてサービス精神が旺盛で、いつも周囲に気を配っているムードメーカー的存在の笑顔が最高のお嬢様が多いように感じます。オレンジ色の振袖を検討しているお嬢様、いかがですか? 当たっていますか?

他の色についても、また機会を見つけてブログに書いていきたいと思います。
まずは、門外不出! 封印! なんてことにならないように、振袖選びの段階から、よく家族やお友達と話題にしていただ
いて、振袖選びを目一杯楽しんでいただければうれしいです。

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