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フォーマル着物(訪問着・黒留袖・色留袖)選びのポイント

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記憶に残る訪問着姿

ガラケー愛用歴が長かった私は、予備のリチウム電池をいつも持っていました。外出先などで電池がなくなってしまった場合に裏の蓋をパキッと外してリチウム電池を取り替えてまた蓋をパカッと閉めれば電話が生き返る。今はスマホなのでモバイルバッテリーとUSBケーブルになりましたがどちらにしても、リチウム電池……正式にはリチウムイオン電池って言うんですね。吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞なさって、いろいろと報道されていて、改めて知りました。
この方の笑顔がとてもすてきで、魅せられていました。「惚れてまうやろ〜」っていうレベルのすてきな笑顔ですよね。笑顔がすてきな人、憧れますし、自分もそうありたいなぁといつも思います。笑うとシワができますよね。でも、どうせシワができるのなら、笑いシワで年齢を重ねていきたいものです。

さて、ノーベル賞の授賞式の様子がテレビで報道されていました。そのときに、傍らに寄り添う奥様が訪問着をお召しになっていて私は吉野彰さんの笑顔にも釘付けでしたが、それ以上に奥様の着物姿に釘付けになりました。
2018年4月18日に科学技術の進歩に寄与した研究者に贈られる「日本国際賞」の授賞式では、砥の粉色貝合の色留袖だったかと(下半身がよく見えなかったですが)記憶していますが、ノーベル賞の時は、報道では「白の着物姿」となっていましたが、私が見た限りでは、天色の桜文様の京友禅の訪問着だったと思います。いずれの時も帯は菱の袋帯でした。二人のお嬢様(お嫁さんかも?)も着物姿でどんなドレスよりも、同じ日本人として誇らしい気持ちになりました。一年前の、本庶佑さんもご自身が黒紋付で奥様もダイナミックで豪華な訪問着姿でしたね。こういう皆様がフォーマルの着物姿で表舞台、国際舞台に立っているのを見ることができるのは嬉しいですね。

どんなドレスをお召しになるよりも、晴れやかで美しく、気品にあふれてすてきです。日本人のフォーマル着物は、世界中の人がうらやむ最高のドレスだと思います。もちろん、ご主人様がノーベル賞を受賞する! な〜んていうことは、誰にでも起こることではありませんが、日本人女性はそれぞれに、いざ!というとき、ここぞ!というとき、ここ一番、家族の記念日、親族に関わる式には、こぞってフォーマル着物に袖を通して堂々と胸を張り、祝う気持ちや慶びを装いに込めたいですね。

フォーマル着物に込められた意味

ハッキリと物を言わないのもまた美徳とされる日本人には、思いを色や、文様など、また帯や小物との取り合わせなどの「装いに込める」ということがぴったりと合っているような気がします。ハッキリと言葉にしては言わないけど、この装いには万感の思いが込められているのよ。そして祈りや願いが込められているのよって……これは欧米の金髪美人にも、世界中の絶世の美女にもできないオシャレであり、品性と教養だと思います。
黒留袖や色留袖は、祝いの席で身にまとうものですので、たんすの中にあるものも、呉服屋さんや百貨店にあるものも、レンタル屋さんにあるものも、式場のレンタルも、どこにあるものも、すべて縁起の悪い文様はひと〜〜〜っつもありません。描かれているすべてが吉祥文です。なので、恥をかくということはないので好みの文様をお選びいただいて大丈夫です。
その場でスマホで調べることもできるので、文様の意味や色の持つ意味などもググってみて決めるのもいいかもしれませんね。

京友禅:吉祥扇面菊華紋 五つ紋:桔梗 サイズ:L158~168cm 表地:絹:100%
縮緬地の生地に染められた黒留袖。柄には豪華な扇面柄に吉祥模様が描かれたおめでたい雰囲気の着物です。
>>着物を詳しく見たい方ははこちら

似合うフォーマル着物の選び方

ただし、黒留袖は黒ですので似合うも似合わないも、好きも嫌いもないのですが、色留袖、訪問着は地色(じいろ)という、いわゆる模様以外の地の色がおおかたの面積を占めますので似合う色を選びたいですよね。その方の持っていらっしゃる雰囲気やニュアンス、そして髪の色、肌の色、瞳の色と違和感のないものを選びましょう。この色は大丈夫っていう、自分の似合う色、得意な色を選ぶのが、着ているときも違和感なく過ごせて安心ですが、いつも着ない色でも、薦めてもらった色や気になっていた色に挑戦できるのがフォーマル着物の奥が深いところであり、楽しいところでもあります。帯や小物との取り合わせでどんなものでも似合うようにアレンジ可能です。

和楽庵では自分の好きな柄に合わせて帯や小物を自由にコーディネイトが可能です!

一般的には、濃い色は粋な雰囲気になりがちですし、淡い色ははんなりと優しい雰囲気になりがちです。暖色系は華やかで、寒色系はシック。ただし、文様とのバランスもありますので、一概には言い切れない部分もあります。背の高い方は大きな文様や、裾模様がかなり上まで来ていても問題ありませんが、背の低い方はあまり上まで模様があるとおはしょりの中に文様が隠れてしまい、
ちょっと野暮ったくなることも。文様のサイズや裾模様の面積は要チェックです。
また、ふくよかな方は少し文様がすっきりしたタイプを選ばれると全体がすっきりと見えるかもしれません。逆に少しふっくら豊かに見せたいわ〜という方は華やかなものをお選びになるとすてきですね。
いずれにしても、日本女性はもれなくフォーマル着物がお似合いになりますので、好みの着物で「世界最高峰のドレス」の着こなしを楽しんでください。

色留袖 版画家井堂雅夫監修 友禅:松竹梅 青緑 五つ紋:桔梗 サイズ:M153~160cm 表地:絹:100%
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色留袖 流水に吉祥華紋 クリーム 五つ紋:桔梗 サイズ:LL165~175cm 表地:絹:100%
>>着物を詳しく見たい方ははこちら

訪問着 加賀友禅:白坂幸蔵 菊梅 青 サイズ:S148~155cm 表地:絹:100%
着物全体に菊梅を描いた個性的な青色の華やかで上品な訪問着。石川県の伝統工芸品「加賀友禅」加賀友禅作家:白坂幸蔵石川県指定重要無形文化財保持者
>>着物を詳しく見たい方ははこちら

訪問着 風舞華 ピンク サイズ:L 158~168cm 表地:絹:100%
花々を動きがあるかの如く上品に青で描かれたピンク色の上品な訪問着
>>着物を詳しく見たい方ははこちら

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