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着物でお出かけ:東京桜見どころスポット|わらくあんみずもちsince1941 富山

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東京は巨大な都市であるにもかかわらず意外と公園や緑が多く、四季折々の花木を愛でることができます。
中でも桜の季節は華やかです。都心のビル街や大小の公園、川沿いの桜並木など、着物を着てのお散歩がてらに桜を楽しめるスポットがたくさんあります。
桜の季節にはイベントや行事を開催しているエリアも多く、お花見がてらにアミューズメントという都心ならではの楽しみ方ができるのは東京ならではですね。

〈上野恩賜公園〉

上野恩賜公園(東京都台東区)

江戸時代から「お花見といえば上野公園」というイメージの東京を代表する桜の名所です。総面積約53万m2の上野恩賜公園内ではソメイヨシノを中心に約800本、上野動物園まで含めると約1,200本もの桜が咲き誇ります。夜になるとぼんぼりの明かりに照らされる、昔ながらの夜桜見物が叶います。元は東叡山寛永寺の境内だったところで、敷地内には「東京国立博物館」「国立西洋美術館」「国立科学博物館」「上野動物園」などの文化施設が集中しています。寛永寺は東の延暦寺として建立されたので、境内の不忍池は滋賀県の琵琶湖を模して造られたと言われています。弁天堂のある中島は竹生島に見立てているというわけです。不忍池には一面にハスが植わり、夏になると極楽浄土を思わせる景色を見せてくれます。
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〈芝公園〉

芝公園(東京都港区)

東京タワーのお膝元、芝公園は明治6年に公園として指定された日本で最も古い公園の一つです。増上寺やプリンスホテルを含む広大な敷地は都民の憩いの場となっています。園内の芝丸山古墳近辺と弁天池周辺は特に桜のきれいな場所となっています。夜は桜のライトアップはありませんが、点灯した東京タワーをバックに見る桜は格別なものがあります。
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〈浜離宮恩賜庭園〉

浜離宮恩賜公園(東京都中央区)

潮入の池と二つの鴨場のある江戸時代の代表的な大名庭園。潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。「旧芝離宮恩賜庭園」「清澄庭園」「旧安田庭園」なども昔は潮入の池でしたが、現在、実際に海水が出入りしているのは、ここだけです。庭園には約100本の桜があり、本数こそ控え目ながら種類が豊富で見応えがあります。ソメイヨシノは少なく、「雨宿(アマヤドリ)、白雪(シラユキ)、白妙(シロタエ)、一葉(イチヨウ)、関山(カンザン)、普賢象(フゲンゾウ)」といったサトザクラが多いのが特徴で、品種によって開花時期が異なるので長い期間お花見を楽しめます。

この地は、寛永年間までは将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行われ、十一代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。明治維新のあとは皇室の離宮となり、名前も浜離宮と称し、昭和20年、東京都に下賜されました。園の東側の梅林のそばに「隅田川ライン」の水上バス船着場があり、隅田川めぐりの発着点となっています。春は菜の花、秋はコスモスが美しく、季節を問わず都心でゆっくりリラックスすることができます。
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〈日比谷公園〉

日比谷公園(東京都千代田区)

日比谷公園は明治36年開園の日本で最初の西洋式公園。美しくデザインされた園内にはさまざまな樹木が植栽されています。紅葉の美しさに定評のある日比谷公園ですが、春には園内の随所に桜が咲き、春らしい風景を見せてくれます。桜の季節に日比谷公園を訪れたなら、必ず見ておきたいのが「雲形池」の岸辺に立つ桜。「雲形池」の中央には鶴を象った美しい噴水が設けられ、「鶴の噴水」として日比谷公園の象徴となっています。

日比谷公園の南西側の角にある「かもめの広場」には、道路に沿って桜並木があり、お花見を楽しむ人たちで賑わいます。「草地広場」周辺の外縁部にも桜が並んでいて、レジャーシートを敷いてお花見ランチを楽しむ人たちの姿が見られます。
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〈新宿御苑〉

新宿御苑(東京都新宿区)

新宿御苑は神宮外苑の西北部にある国の庭園で、千駄ケ谷門付近のフランス式庭園と中央の広々とした大芝生、池泉回遊型の日本式風景園のあるスケールの大きな名園です。敷地内には旧洋館御休所や旧御涼亭などの歴史的建造物があり、かつて東洋一の規模を誇った大型温室があることでも知られています。

これからの桜のシーズンには広々とした園内にあるたくさんの木々が一斉に花開き、お花見を楽しむにはもってこいの場所です。敷地内にレストランやカフェもありますし、新宿の街で購入したおしゃれなテイクアウトランチを持参して桜の下でいただくのもいいですね。
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〈池上本門寺〉

池上本門寺(東京都大田区)

日蓮宗の大本山、池上本門寺は靖国神社や上野公園とともに都心の桜の名所として知られています。広大な境内全域にわたってソメイヨシノが植えられていますが、とくに桜の密度が高いのは五重塔と墓地のある一角です。400年近い歳月を経て重厚な存在感を放つ五重塔と桜花のほのかなピンクが、美しいコントラストを見せてくれるフォトジェニックな場所となっています。境内には五重塔のほか、仁王門や多宝塔、経蔵など見ておきたい文化財がたくさんあります。また、小堀遠州の作庭と伝わる松濤園は大名庭園の原型ともいわれ、悠々たる小宇宙を見せてくれます。
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〈靖国神社〉

靖国神社(東京都千代田区)

靖国神社は気象庁が指定した東京の桜の標本木があることで知られ、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど約500本の桜の饗宴を楽しむことができます。標準木は神門を入ったところ。桜の季節には外苑にたくさんの屋台が出店し、多くの花見客で賑わいます。「千代田のさくらまつり」「奉納夜桜能」「奉納大相撲」などのイベントも開催されます。
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〈桜神宮〉

桜神宮(東京都世田谷区)
世田谷区の桜新町にある桜神宮は「世田谷のお伊勢さん」と呼ばれ、都民に親しまれています。こぢんまりとした境内ながら清浄な気に満ちた神域は、近年パワースポットとしても注目されています。1884年建立の立派な社殿は見事な彫り物で飾られ、見応えがあります。拝殿前の河津桜にはピンク色の「さくらのえんむすび花帯」が多数結ばれ、一層華やかな姿を見せています。河津桜の見頃はソメイヨシノよりひと足早く、2月中旬から3月中旬。開花期間はライトアップもされ、夜桜が楽しめます。
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〈目黒川〉

目黒川の桜並木(東京都目黒区)

目黒川の大橋から下目黒にかけての約4kmにわたる桜並木は、毎年多くの花見客で賑わう人気のお花見スポットです。全長約8kmの目黒川のおよそ半分に桜並木があるわけですね。川の両岸には、お洒落なカフェやレストランがたくさんあり、ティーブレイクにも困りません。桜の季節にはテイクアウトメニューを提供しているお店もあるので、散策のお供にもいいですね。

夜には川沿の提灯に火が灯り、夜桜が妖しく浮かび上がります。水面に映る桜に、流れる花びらが重なり幻想的な川の姿を見せてくれます。中目黒駅から目黒川に沿って上流へ歩いていくと、池尻大橋駅付近まで目黒川の桜並木は続いています。

〈千鳥ヶ淵公園〉

千鳥ヶ淵公園(東京都千代田区)

千鳥ヶ淵公園は都内でも有数の桜の名所で、皇居西側の千鳥ヶ淵にはソメイヨシノやオオヤマザクラなど約260本の桜が咲き誇ります。満々と水をたたえたお濠に淡いピンクに染まった枝がせり出し、フォトジェニックな光景を作り出します。毎年行われる「さくらまつり」の期間中は、千鳥ヶ淵緑道の桜がライトアップされ、ボート場の夜間営業も行われます。

〈隅田川〉

隅田川(隅田公園)

台東区と墨田区をまたぐ隅田川の両岸に広がるのが隅田公園。川沿いの桜並木は約1kmにわたり川面を明るく彩ります。東京スカイツリーが目前に迫るロケーションは、桜とスカイツリーのコラボレーションが実現し、インスタ映え間違いなし。隅田川の屋形船から桜並木を眺める風流な花見も楽しめます。夜には園内の桜がライトアップされ、昼間とは一味違う夜桜見物ができます。墨田区側では屋台が出て、軽食やアルコールがいただけます。

〈六本木ヒルズ〉

六本木ヒルズ

六本木ヒルズは、2003年4月に森ビルが開業した複合商業施設。高さ238mの高層オフィスビルを中心に、集合住宅、ホテル、テレビ朝日本社社屋、映画館や美術館などの文化施設、商業施設などで構成されています。

六本木の再開発で、かつて住宅地だったところに建設されていますが、江戸時代には長府毛利家の江戸藩邸が置かれていました。現在も敷地内には毛利甲斐守邸跡として面積約4300平方メートルの毛利庭園が設けらています。庭園内の毛利池の下にはかつての庭園遺構が埋土保存されています。毛利庭園に咲く8本のソメイヨシノは六本木ヒルズの開発前から根をおろす老木で、毛利庭園のシンボル的存在です。

六本木けやき坂通りと平行する六本木さくら坂にはソメイヨシノ75本が並び、約400mの桜並木となっていて、桜の季節にはライトアップが行われます。毎年4月初旬にはグルメ屋台や音楽パフォーマンス、ワークショップが楽しめる「春まつり」が行われ、関東随一の高さを誇る東京シティビュー「スカイデッキ」では満開の桜を見下ろす“天空のお花見”を楽しむことができます。現代風にアレンジした「都心型のお花見」ができるのは再開発ビルならではといえるでしょう。
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〈アークヒルズ〉

アークヒルズ(東京都港区)
東京の大規模な再開発地区の先駆けとして1986年に完成したアークヒルズ。赤坂から六本木にまたがる5.6ヘクタールにおよぶ街区に、高層のオフィスビル、ホテル、集合住宅、コンサートホール、放送局などで構成される複合施設が立ち並んでいます。アークの「ARK」はAkasaka、Roppongi、Knotの頭文字を取ったもので「Noah’s Ark(ノアの箱舟)」の意味も込められているそうです。それだけ色々な機能を詰め込んだ街ということなのでしょうね。

アークヒルズの外周には約1kmにおよぶみごとな桜並木があり、開花の時期には「さくらまつり」が催されます。ヒルズマルシェやグルメ屋台、ワークショップなど様々なイベントで賑わいます。夕暮れからは桜並木がライトアップされ、美しい光の演出で昼間とは違う幻想的な夜桜が楽しめます。
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〈東京ミッドタウン〉

東京ミッドタウン(東京都港区)

東京ミッドタウンは赤坂の防衛庁跡地を再開発してできた大規模複合施設です。オフィスビルや住居棟、ホテル、複合商業施設などで構成されています。隣接する港区立檜町公園と合わせて4ヘクタールの緑地帯を有し、旧防衛庁時代から受け継いだ45本を含む約150本の桜が咲き誇ります。桜の時期に合わせて「MIDTOWN BLOSSOM」と題したイベントも開催され、夜には外苑東通りと芝生広場をつなぐ約200mの「さくら通り」で、夕暮れとともに桜の木々を幻想的にライトアップ。洗練された夜桜の風情を醸し出します。
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