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大人の浴衣

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浴衣は夏のワードローブ?

陽射しが力を増して、額がうっすら汗ばんでくると浴衣がとっても恋しくなってきますね。今年の夏は何回浴衣を着ることができるかな〜なんて、ぼんやりと考えながら、去年洗ってたんすにしまった浴衣を思い浮かべたり……、季節の移ろいって、いろんなことを連想させてくれますね。

さて、少し年齢を重ねた人は、陽のあるうちに浴衣に袖を通したり、ましてや出歩いたり、電車に乗ったりすることに大いに抵抗を感じる人もいるようです。私も実はその一人。古いタイプの人間です。二年前の夏のこと、お友だちから浴衣で美味しい日本酒を飲むというイベントに誘われて、その企画があまりにもすてきだったので、諸手を挙げて参加表明をしたのはいいんですが、浴衣を着て昼頃に電車に乗るということにものすごい抵抗があって、ついつい絽の衿を付けた衿襦袢に、下はステテコという上に雪花絞りの浴衣に、紙布のなごや帯で足袋を穿いてしまいました。

お友だちからは「それって浴衣?」とか「浴衣なのにどうして襦袢を着ているの?」などと、責められ放題で焦りましたが、どうも、浴衣一枚で電車に乗ることに対する抵抗が拭えませんでした。とはいえ、今は浴衣といえばワンピース感覚で着るものですから、若い方々はどんどんいろいろな浴衣を夏のワードローブの一つとして楽しんでいただけたらうれしいです。

大人の着こなし

コーディネートや小物のおしゃれも、まるっきり洋服感覚でかまわないと思います。着物のように難しいことを考えずに、感性で選んでしまっても十分すてきな一日を過ごせると思います。好きな色とか、好きな文様とか……そして、意外にも、浴衣にはいろいろな素材があるんです。高級なものだと絹紅梅、絹の絽、綿紅梅、綿絽、コーマ、縮……ポリエステルの浴衣も増えてきましたね。

紅梅や絽は少し大人っぽい装いをしたい人や、一つ上のラグジュアリーなクラスを目指したい方には絶対お勧め。それらの素材の浴衣には「新作」はあっても、あまり流行廃れがないので、「たかが浴衣」とお思いかもしれませんが、着用頻度の高くない人にとっては、一生モノと言っても過言ではありません。

透け感が強すぎる場合は、下に必ず襦袢を着るか、あるいは下半身の後ろ見頃に居敷当てを付けておくことをお勧めします。透け感は、見て涼しい最高の装いですが、脚まで透けるというのはまるで野暮! ココは女性としてきちんと身体のラインが出すぎないように、透けすぎないように品良く装いたいところです。

大人の着こなしですから、体型やヘアスタイルによっても違いますが、衿をしっかり抜きたいですね。衿だけはアイロンをきちんとかけておきたいところですが、何度糊をしてアイロンをしっかりかけておいても、生地がこなれてくるとヨレヨレになってしまうことも。着付けが上手な人はそれでもキレイに衿が抜けますが、普段、着物を着慣れていない人にはこれ、至難の業かもしれませんよ。

プラスチック製の衿芯は安価で購入できるので、それを浴衣の掛け衿の中に直接入れてしまうという裏技も。縫い目で塞がっているときは、丁寧にほどいて衿芯を入れてみましょう。洗うとき、畳むとき、しまうときには衿芯を抜くのを忘れないでくださいネ〜

品良く色っぽく、そして涼やかに大人の浴衣を楽しみたいですね♪

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「和楽庵」スタッフY(50代 女性)
幼少期から着物に親しんで育った大の着物好き。情に厚く涙もろい。
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