時間をかけて「訪問着コーデ」を計画

今年になってじわじわと広がってきたコロナウイルス の影響で、予定されていた身内の結婚式が延期になってしまいました。同じような境遇の方が大勢いらっしゃることと思います。感染症の流行時には人々が密に集まることがNGになりますが、そういう意味では、結婚式の披露宴はそれにあたりますので、遠方からも集まるであろうゲストのことを考えると早々に延期の決断をした新郎新婦の方が多いこともうなずけます。

今回、私の身内、妹の式は初夏の季節に開催予定でしたが、秋に延期となりました。時間ができた分、せっかくなので着る予定の訪問着に合わせて、挑戦してみたかった「ネイル」にこだわってみようと思いました。

実は私は普段ほとんど「ネイルアート」や「マニュキアを塗る」ということをしていません。普段忙しいことを言い訳に、そして炊事仕事などで装飾的な爪は邪魔になるのでは？ と疑問に思ったりして、ネイルサロンにも未だ行ったことがありませんでした。夏にサンダルを履くときに自前でペティキィアをする程度なので、友人やママ友で凝ったネイルをしている手先を見ては、「すご〜い！　女子力高い〜」と内心憧れていました。いつか私も挑戦したいと思いつつ、なかなか実行できていなかったのです。ですので、今回結婚式に出席する際の訪問着姿にはすてきなネイルで臨みたいと思うのです。

ネイルにも種類がある

ネイルのことを詳しく知りたいなと思っていた矢先、身近に元ネイリストの女性がいました！　同じ職場のMさんは、今まで知らなかったのですが昔ネイリストとして働いていたそうです。センスが良くて、いつも細かい気配りができる方だなあと思っていましたが、聞いて納得。思わずネイルに関するいろいろな質問をしてしまいました。

私がこれまでネイルに挑戦できなかった理由の一つに、自分の爪の形にコンプレックスがある、ということがあったのですが、悩みを打ち明けてみると、甘皮を整えるとことによって爪の形の見え方も変わるよ、という答えが返ってきました。指によってまちまちの形、そして親指は横に細長い変わった形なのですが、少しでも見え方が変わるようなのでちょっぴり安心。また、長く伸ばすのが苦手な私のような短い爪にも合うデザインもあって、どうやらネイルのおしゃれを楽しめる可能性が結構ありそうだということに希望が持てました。

ネイルの種類もさまざまで、セルフでできる通常の「マニキュア」から、「ジェルネイル」、「短時間のみ付けて落とすタイプ」、いわゆる付け爪の「ネイルチップ」などがあることを教えてもらいました。

ネイリストさんに相談すること

インスタグラムやネット検索で、いろいろなデザインを探して、「こういうネイルにしたい！」というものがあれば、ネイルサロンではその写真を見てもらったほうがイメージが伝わるので良いそうです。ただ、サロンによって取り揃えているネイルの種類が違うため、全く同じ色や模様にするのには限界があるそう。そのあたりを踏まえつつ、さっそく気に入ったネイルデザインを探してみます。

結婚式で着る訪問着の色と柄をもう一度確かめて、そして自分の手を眺めて、じっくり選ぶのは手間がかかりますが楽しいものです。

着物に合わせるネイルデザインとしては、
・花模様などの和風柄
・着る着物に使われている色や柄にリンクしたデザイン
・どんな服装にもマッチするピンク〜ベージュ系のベースにさりげないラメやストーンの装飾が散りばめられたタイプ
など、いろいろ考えられます。

最近では５本指全部が微妙に違うデザインや、１本だけ色を全く違う色に変えてアクセント的にしているデザイン、微妙なニュアンスカラーで作るマーブル模様、べっこう柄、大理石柄など、びっくりするほど凝っていて見飽きません。

訪問着姿に合わせるネイルとしては、やっぱり品があって大人っぽく、ある程度落ち着いた色合いをチョイスしたいと思います。ネイリストさんにはコンプレックスの爪の形のことや、着物を着るシーンに合わせるということをきちんと伝え、相談したいです。

私にとっては初めてのネイルサロン。まだ時間があるので、事前に１回はお試しでトライしてみたいとも思います。
今からサロンへ行く日が楽しみで、とってもわくわくしています。

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ライターS（40代　女性）
着物歴約5年。月イチで行く東京でのショッピングが楽しみ。
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