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【色で選ぶ振袖】黒・紺・茶色の振袖の魅力

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洋服とはまた違う〈振袖の色〉

色とりどりのもの、例えば全色そろった色鉛筆とか、チューリップ畑とか、見ているだけで心が明るくなったり、楽しい気持ちになったりしませんか? 「色」の持つ効果やその魅力は、とても大きいものだと思います。皆様はどんな色がお好きでしょうか。

好きな色といっても、実際に普段「着る」ものとなると、その色の選び方の基準は「見ていて明るい気持ちになるから」「好きだから」というよりも、「似合っているか」「その場にふさわしいか」などの判断基準になりますよね。それから、流行もかなり関係してきます。

洋服のワードローブでは、基本となるベーシックカラーの「ネイビー、ブラック、グレー、ホワイト、ベージュ」などでよく着るアイテムをおさえ、差し色的にレッド、グリーンなど明るい色のアイテムをそろえる、という考え方があります。

全身をベージュやブラックなど、ベーシックカラーのみで統一することもありますし、全身カラフルなアイテムを組み合わせるよりも、今はワンカラーのグラデーションでそろえるコーディネートのほうが流行にマッチしていたりもします。

さて、成人式で着る「振袖」はどうでしょうか。振袖の場合は、ワンシーズンごとに異なるというような流行の波がありません。複数の色が織り成す艶やかな柄。振袖は未婚女性の第一礼装であり、美しく華やかな和の装いです。多くの場合、描かれる柄には多くの色が使われていますが、さらに重ね襟などの小物には地色と反対色のものを合わせたりして、一般的な洋服のコーディネートとはまったく違った色の合わせ方をします。

二十歳の機会に赤色や黄色、ピンク色など、暖色系の振袖を着こなすのもすてきですが、あえて黒、紺、茶など、洋服でいう「ベーシックカラー」の振袖に注目してみることもおすすめです。

今回は、黒、紺、茶色の振袖の魅力についてご紹介します。

黒色の振袖

黒地に伝統的な古典柄の振袖は、赤色や黄色、水色などの明るい地色の振袖に比べて、より格調高くクラシックなムードが強くなります。せっかく成人式に着るのだから、二十歳の今しか着られない鮮やかな色にしたほうが良い? ということもちろんあると思いますが、あえて黒を選択することで、一段と若さが強調され、浮かび上がるように柄も映え、着る人を引き立てる効果があります。

また、古典柄の振袖とは印象が異なるタイプで、バラなど洋風なデザインの花が大きく描かれたモダンな黒地の振袖もさまざまなラインナップがあります。その場合は「黒×赤」「黒×青」など、使われる色味の数がおさえられたタイプが多くなっています。シャープでかっこいい雰囲気にまとめたい方におすすめです。

紺色の振袖

紺色の振袖は、同じダークカラーでありながら黒地とはまた違った魅力があります。紺色を身に着けると知的な女性らしさが表現できるのも、色が持つクールで落ち着いたイメージから。また、昼間の真っ青な空の色が、日が暮れてだんだんと暗くなり、月の明かりで照らされる空の色、夜空の色のようでもあります。自然界の美しい瞬間の色を華やかな吉祥文様があしらわれた振袖として袖を通すことができるのは、とてもすてきなことだなあと思いが巡ります。

茶色の振袖

地色が茶色の振袖を選ぶことで、他の色では味わえない独特のムードを楽しむことができます。黒や紺よりも柔らかく優しい雰囲気があり、「ナチュラル」という言葉がマッチします。同じ茶色でも濃さやトーンがさまざまありますが、どれも木の実や樹木などの自然物の色、またその色名のとおり「お茶」や、チョコレート、ココアなどのように食べ物の色のイメージもたくさんありますね。

和の上品な趣を身にまとうことができるだけでなく、優しさや自然体のイメージを持つ「茶色」の振袖なら、周りの同級生のお友だちと一味違った装いができそうです。着る方の人柄を優しく包み込むような、そんな魅力がある茶色の振袖です。

三色の振袖をご紹介しましたが、「ダークカラーの振袖が気になっていた」「人とは違った振袖を探している」、そんな方にぜひトライしていただきたいと思います。

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ライターS(40代 女性)
着物歴約5年。月イチで行く東京でのショッピングが楽しみ。
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