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【細野美也子監修コーディネート】一月③:附下 新春歌舞伎にふさわしい粋さと品格

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新春歌舞伎にふさわしい、粋さと品格がある装い

きもの:御納戸茶に札模様の洗える附下。

この付下げの一番の特徴は地色。ありそうであまりない個性的な色です。
“個性的”なというのは、緑系の地色自体は見ることがありますが、ここまで濃い色の緑系は珍しいといえます。

伝統色で言えば、御納戸茶。
色名に茶とつきますが、灰がかった暗い⻘緑色のことで江戶時代後期に大流行した色です。
江戸で四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)という言葉があるほど茶系と鼠色系が好まれたのは、粋(いき)を表すとされた色だから。
これ見よがしの派手派手しさはむしろ野暮とされた文化が育んだ美意識といえます。
この附下に感じる粋な表情は、江戸好みに通じるこの地色にあるようです。

しかし、単に渋いだけではないのがこのきものの魅力。
鶴や梅、松など、古典的な柄ながら、札模様のなかの札に収まらない伸びやかな表現が控えめな華やかさに繋がっています。

例えるならば成田屋の芝居のような、粋なのに華がある――と言ったところでしょうか。

きもののおしゃれ上級者に着ていただきたい一枚です。
きもの初心者の方が気軽に着られる附下。きもの上級者の方が満足する完成度。

帯:中国の人間国宝 王金山の袋帯

中国工芸美術大師の称号をもつ王金山の綴れの袋帯です。
中国工芸美術大師は日本でいう人間国宝にあたります。

綴れ帯にはいくつか種類がありますが、こちらは中国発祥の技術を用いた明綴れ。

本綴れより厚みがなくしなやかなので締めやすいのが特⻑の1つです。
金糸銀糸を用いた錦ではないので無地や江戸小紋、附下などに合わせやすく、それでいて綴れ帯ならではの上品な格調があるので、あらたまったシーンにもお使いいただける重宝な袋帯です。

コーディネートしやすい控えめな色使いは、逆に小物で変化がつけやすい楽しみにもつながります。

・今週のコーディネートのコツ

きもの・帯とも、彩度の高い色は使われておらず、緑系と茶系でまとめられています。

普通ならここで帯〆や帯上に別な色をもってきたいところですが、あえて同系色の茶と生成りの白を合わせることで、大人の垢抜け感がでたと思います。
つい“色”を投入したくなりますが、我慢することもテクニックの1つです。

今回は古典的な柄と、渋い配色で統一されている調和を徹底的に保つことで、重厚なおしゃれ感を表現できました。

附下:東レシルック洗える着物 106-0095
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袋帯:中国工芸美術大使市松山景 116-0169
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帯〆:メーカー:五嶋紐 312-0148
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帯上: 313-0137
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コーディネート 文:細野美也子様月刊アレコレ)
Instagram:@arecole.miyakohosono

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