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【細野美也子監修コーディネート】一月⑤:附下 春らしいやさしさが香る入学式

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春らしいやさしさが香る入学式コーディネートはいかが?

きもの:クリーム色の草花が春らしい附下。

寒さが厳しい今日のこの頃ではありますが、立春が近くなるとそぞろ春めいた気配を感じます。
入学式、卒業式を控えているお母様はこの時期から何かと準備が気になるのではないでしょうか。
今回紹介するのは、春らしいクリーム色の地色の附下です。
エ霞のなかに愛らしい草花が描かれた日差しを感じる色柄です。

入園式、入学式で着ていただきたい、若々しいコーディネートに仕上げました。

よく“入卒”と言いますが、卒業式は学びを修めた厳かさがありますので、地味というのではなく、やや落ち着いた装いが場にふさわしいといえます。
しかし、入学式はこれから新しい学舎で学ぶ、子の輝かしさ未来を予感する式典。特に幼稚園や小学校の入園・入学式では子どもたちのエネルギーに負けない明るさがあっていいと考えます。
ぜひ、お子様の記憶に残る母として参列してください。

ところで、7〜8年前NHKのある番組の中で、「入卒のきものは無地」「訪問着(附下)はNG」という情報が紹介され話題になったことがありました。
【学校は教育の場。主役はあくまで子どもたちなのでそこであまり派手(華やか)な訪問着(付下げ)は場にそぐわない】というような内容だったと思います。
この番組は別にしても、入卒、何を着ていいのか、これを着ていいのか、この帯でいいのか――という質問をよく聞きます。
果たして、本当に訪問着・付下げはNGなのか――現状を鑑みれば答えはNOです。

無地か訪問着(附下)かでいうなら、現代では以下の理由から、入卒は訪問着が圧倒的に多いと思います。

・現代では手持ちの晴れ着は訪問着が多い。
 (かつてのように嫁入り道具として、留袖・訪問着・無地・小紋・紬と一通り揃えるところは少なくなり、晴れ着に絞ると無地より訪問着や附下を選ぶ傾向にあります)
・きもので式に出ようと思う人は、きものに関心が高まっている人が多いので、着る楽しみを考えると訪問着・附下選択になるということです。(無地きものが楽しくないというわけではありませんが、フォーマル系も意識して1枚目、2枚目のきものを選ぶ時、汎用性が高いことも含めて訪問着か附下を選ぶ現状は否定できないと思います。)

もちろん、無地でもいいのですよ。
ただ、そこで悩んでいる方、不安が払拭できない方は、どうぞ、訪問着、そして付下げも大丈夫なので安心してお召しになってください。手を繋げるくらいの学齢のお子様でしたら、紹介するような大人カワイイ、やさしいコーディネートがお薦めです。きっと自慢のお母様になるはずです。
幼稚園くらいだとお子さんと一緒で汚さないか心配と言う方もいるかもしれませんが、わらくあんのきものは東レシルックで、染めや柄もしっかり吟味した高級ポリエステルの洗えるきもの。こんなにエレガントなのにおうちで洗える、うれしい一枚です。

ちょっと長くなりましたが、きもの初心者の方が気軽に着られる附下。きもの上級者の方が満足する完成度。

帯:白地ベースの相良刺繍が上品な袋帯。

白地ベースに相良刺繍で表された華更紗が上品な袋帯。
華やかさがありますが、金糸銀糸使いではないので使いまわしが利く、カジュアルダウンしやすいデザインです。

訪問着や付下げはもちろんの事、若い方なら黒留袖に合わせてもいいですし、エレガントな小紋や明るい色目の江戸小紋などでもOKです。きものは帯で格の上げ下げができますが、同じ帯できものの表情を変えられる優秀な一筋です。

・今週のコーディネートのコツ

全体にペールからライトに属するやわらかな色調でまとめて、おだやかで優しいイメージのコーディネートにしました。
最近よく聞く“ワントーンコーディネート”になります。
2回目の回で“ワンカラーコーディネート”について触れました。ここでちょっと説明を――“ワントーンコーディネート”と“ワンカラーコーディネート”が混同されて使われているのを散見します。

“ワンカラーコーディネート”はワンカラー、つまり同じ色、もしくは同系色のコーディネートになります。
「赤」をその色としたら、ピンクやマゼンタなど赤の系統でまとめたコーディネートが“ワントーンコーディネート”です。
一方、今回取り上げている“ワントーンコーディネート”とは、色は複数使われますが色調(=トーン)が同じものを指します。つまり、赤、黄色、青などを使っていても、どの色も、淡い(ペール)、鮮やか(ビビッド)、黒っぽい(ダーク)、灰色がかった中間色(グレイッシュ)など、色の調子が同じものでそろっている場合、“ワントーンコーディネート”といいます。

わかりやすい例としては、子ども服や子どものおもちゃ売り場はビビッドな色がたくさん使われていますが、統一感があり元気なイメージをもたらします。好みは別としてまとまりがあるますよね。
これは純色(原色に近い意味合い)でまとめられているのでたくさん色を使っていてもまとまりがあるのです。

ちょっと専門的になりますが、今回のコーディネートはペールトーンからライトトーンという、やさしい色調(トーン)で統一されているので、色は1色ではありませんがまとまりがあり、上品なコーディネートになっているということです。
ワンカラーは取り入れやすいと思いますが、ワントーンを覚えるとコーディネートスキルがぐんと上がります。

附下:東レシルック洗える着物 四季花 106-0059
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袋帯:尾峨佐染繍流水華文 116-0715
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帯〆 メーカー:五嶋紐 冠 ゆるぎ 312-0222
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帯上:313-0140
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コーディネート 文:細野美也子様月刊アレコレ)
Instagram:@arecole.miyakohosono

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