【細野美也子監修コーディネート】二月②:附下 上品華やかな春のお祝いコーディネート
上品華やかな春のお祝いコーディネート
きもの:白緑(びゃくろく)色の地に、白ボカシで染めの変化を入れた松の附下。
白緑――あまり聞き慣れない色名かもしれませんが、漢字の通り白っぽい薄い緑色を指します。
きものでグリーン系は難しいと言われることがありますが、この白緑は秀逸な染め上がりで思った以上に着回しができます。
春先にぴったりの色ですが、手の込んだ白ボカシが効いているので、秋冬は華やかな場で着ていただきたい一枚。
目を引く上品さがあります。
さらには柄の松にもこの附下の良さがあります。
大ぶりで写実的な松は格が出て、ややもするとあらたまった雰囲気になりがちですが、
デザイン化されており親しみやすさがあるので、良い意味で気軽に着られます。
一押しは、入園・入学式の式服としてお召しいただくこと。
帯の元気さも相まって、子どもたちの生命力と活気があふれる場にぴったりです。
きれいなお母さんとして子どもの記憶に残ることでしょう。
また、すでに終わられた方も多いとは思いますが、帯をアレンジして初釜などの茶席にもぜひ。
きもの初心者の方が気軽に着られる附下。きもの上級者の方が満足する完成度。
帯:帯屋捨松 更紗唐花紋
個性的な柄で知られる帯屋捨松らしい、遊びのある袋帯です。
帯屋捨松――ご存知の方も多いと思いますが、通のなかで憧れの帯のブランドです。
袋帯の柄の特徴として、整然と並ぶデザインや、削ぎ落とした端正なデザインなど、同じ柄を繰り返すパターンがあります。
しかし帯屋捨松の帯は、図案を紋図化するときにコンピュータではなく、あえて手描きで行うことで、
予測しない構図、フリーハンドのような伸びやかさがあります。
ディープな色使いも相まって、まさに唯一無二の個性を確立しており、だからこそ⻄陣の帯という括りではなく、捨松の帯として周知されているのです。
今回のコーディネートは、着回ししやすい附下で、帯を主役におくことで存在感をアピールできるおしゃれとして提案。
独自のアートな感覚は美術館へおでかけしてもたのしい。
・今週のコーディネートのコツ
着回ししやすい附下を帯で個性的に、そして春の息吹や生命力を感じるコーディネートに仕上げました。
附下自体は、お手持ちの袋帯で合わないものはあまりないと思います。
しいて言えば、重すぎないほうがいいいかもしれませんね。
イメージに合わせて、小物を変えることでスマートカジュアルからセミフォーマルまで着られます。
今回は捨松の帯を合わせることで、きもののおしゃれを楽しむ、元気なコーディネートにしました。
入園・入学・七五三など、子どもの行事でも明るく元気なコーディネートが似合いますよ。
附下:東レシルック洗える着物 106-0067
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帯〆 メーカー:衿秀 312-0283
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帯上 メーカー:五嶋の彩 313-0024
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コーディネート 文:細野美也子様(月刊アレコレ)
Instagram:@arecole.miyakohosono
水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306
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