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【裏千家正教授 藤井宗悦監修 茶道道具】二月:二十四節気の立春を迎え

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二月【茶道道具】
極寒の季節ではありますが、二十四節気の立春を迎え、暦の上では名ばかりの春が到来します。実際には地域によっては、雪に閉ざされ冬籠りを余儀なくされ、北國ほど春の待ち遠しさが募るのでしょう。梅一輪を、鶯の初音を、雪間の草の萌え出ずる瞬間を心待ちにしながら、太陽暦の年の初めを寿いでいます。

床:鵬雲斎大宗匠筆 御一行 閑坐聴松風
花:木瓜 白玉椿
花入:信楽 筒 護光造
香合:又玅斎手捏 菅公一千年祭記念 宝珠
釜:利休丸 浄寿造
炉縁:沢栗
水指:斑唐津 一重口 東也造
棗:唐松蒔絵錆塗大棗 鵬雲斎大宗匠在判箱 五代近左造
茶杓:又玅斎作 銘 鶯笛 共筒箱
茶碗:乾山写 雪松絵 即全造
建水:鵬雲斎大宗匠好 唐銅 箪瓢 同箱 十三代寒雉造
蓋置:青竹引切

さて、今回のお道具の中で、又玅斎手捏、赤楽宝珠香合について説明いたします。菅原道真公が讒言により大宰府に左遷され、忿怒の内に薨死した(903年)為に、彼の死後おきた様々な災害が、道真のお怨霊に因るものとして、怨念を鎮める為に天満大自在天として神格化して祀りました。1902年が菅公没後千年として千年祭が執り行われましたが、この時に献茶式が奉納され、その時又玅斎の手捏ねの宝珠形香合が配られたようです。赤楽の宝珠に白梅と松葉が描かれていますが、宝珠は如意宝珠でありどのような願いも叶う宝です。道真公が何よりも欲しかったかもしれません。模様は神殿前の左右に植えられている梅と松であろうと推測されます。

また芝居の「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」は、菅原道真をモデルとして描かれていますが、その中で桜丸、松王丸、梅王丸と名付けられた三つ子が活躍しています。これは道真が別れを惜しんだ「梅 松 桜」が道真の左遷を嘆き、桜は枯れ、松は大宰府に飛んでいく途中の神戸辺りで落下(飛松伝説)しましたが、梅だけは無事に大宰府に飛んだという伝説に因ると思われます。

また二月は茶家では大炉を開きます。玄々斎が咄々斎の次の間に、暖を摂る為に一尺八寸四方の大きな炉を設けました。この炉を最初に披露したのは、知恩院の宮様が今日庵に御成になった時で、抛筌斎の上段の席から御覧になられる宮様に、あえて市中の山居の趣向で炉縁は丸太、また水指も「ヘゴ薬缶」と言うデコボコに表面を叩かれた水次を使って、侘びた道具組をされています。此の茶席でも信楽や斑唐津や錆塗の棗を使うなど、侘びた道具を用いています。

茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
カメラ:山平舎 代表 小林正和
ロケーション:ちおん舎 小間
撮影コーディネート:淡交社

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