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【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】四月:附下 花筏・藤掛の松・吉野山・山躑躅

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【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】四月:附下「花筏」「藤掛の松」「吉野山」「山躑躅」

「花筏」
桜の花は散って水面に落ちるとずっと繋がって流れていきます。その様子はまるで丸太を流す筏を思わせるので「花筏」といわれます。京都東山の秀吉とねねを祀る霊廟でもある高台寺には、霊屋の須弥壇に有名な流水花筏の蒔絵があります。
このデザインは、千宗旦が炉縁の文様として好むなど、茶道具の意匠にもよく使われ、棗、香合をはじめさまざまな茶道具に見られます。高台寺の花筏は非常に力強く描かれた美しい蒔絵ですが、お茶席の着物の文様にすると少し強すぎるので、ここでは茶道具の邪魔をしないよう少し柔らかく優しい花筏になっています。高台寺にあるさまざまな調度品の蒔絵は「高台寺蒔絵」といわれ、この花筏以外にも秋草や楽器など着物の文様として多く使われています。
花筏の文様は着物全体に流れる総柄となっていて、ところどころに刺繍が施されています。お茶会では、どなたが着られても雰囲気を壊すことなく、席中に調和する着物です。


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「藤掛の松」
「藤掛の松」も、優しい色合いと控えめに描かれた図柄がお茶席によく合います。松は常盤といわれるように、長寿を表す吉祥の文様です。また樹木の王として天皇家にたとえられることもあります。そして藤は蔓性植物であるために、何か宿りとする植物が必要です。春の終わり頃から、山では松の大木を這い上り、花が開けば滝を思わせる藤の美しい姿がよく見られます。
お茶席ではあまり華やかすぎては席中で目を見張るので、地色に静かにとけ込むようなデザインになっています。藤は茶花に使いにくいので、お客様としては床の花と重なる心配が少なく、安心して着られる着物でしょう。ところで、藤には野田藤と山藤があります。栽培されているものはほとんど野田藤であり山藤に比べて花房が長く伸びます。能の演目で茶人にも好まれる「熊野(ゆや)」に縁の「熊野の長藤」が静岡県磐田市の行(ぎょう)興(こう)寺(じ)にあります。この藤は、熊野が母の菩提を弔ってこの寺を建立したときに植えたと伝えられています。


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「吉野山」
奈良県の「吉野山」は世に知られた桜の名所ですが、その謂れは知られていません。吉野金峯山寺蔵王堂の本尊蔵王権現は、飛鳥時代の修験者である役小角(えんのおづぬ・役行者)が修行中に感得した仏の姿を桜に彫ったことで、桜が御神木となり信仰する人々によって桜が献木され続けたので全山が桜で覆われたと聞きます。そのほとんどが山桜で、自然交配に因るために花や葉の色が違い、開花の時間に多少のずれができるので薄紅のグラデーションで山が覆われます。仁清は茶壷に花の吉野山を描きましたが、その茶壷を彷彿するような千本桜の遠景を、奥行きの深い山並みとして染めていただきました。
吉野には文楽や歌舞伎にまつわる話も多く、何よりも歌僧西行が愛したことで、歌枕として人々の憧れの地でもあります。花の一色を帯の色に選んで結ぶことで全体が引き締まっています。

103-LL-kaw0087訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「山躑躅」
過去には五月の山肌が燃えるように「躑躅」が咲いていたのですが、現代は気候の影響で四月に美しく咲き競います。孟浩然の詩の「花紅にして山燃えんと欲す」とあるのも躑躅と聞きます。
三葉躑躅はピンク系の優しい花色で、淡い初夏を思わせる地色に、写実に近い躑躅が気高く立ち上がります。躑躅は一部を除いては茶花に用いません。また、色絵の陶器にもあまり見かけません。そのために茶席の趣向を邪魔しないという配慮も、茶席の着物選びには大事な心掛けです。
103-LL-kaw0090訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲哉

着物監修:裏千家正教授 藤井宗文
茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:「藤掛の松・花筏」おおきに迎賓館 紫明出雲路邸
「吉野山」平野の家 わざ 永々棟
撮影コーディネート:淡交社

【番外】「霞」

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着物監修:裏千家正教授 藤井宗文
茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:おおきに迎賓館 黒門中立賣邸
撮影コーディネート:淡交社

【茶席の着物と和敬清寂】
お茶歴史がはじまったころから、着物は今日のような小袖という形に落ちついてきました。
お茶と着物が、それぞれの時代を経て、洗練されつくしてきたといえます。
着物とは深いつながりがありますが、当時の茶人は、表立っては男性でしたので、正式には実徳を着ます。
流儀によっては袴をつけるといった約束事がありました。しかし、婦人の着るものには、特に難しい決まりはないと聞いています。
それなら何を着てもいいかというと、やはりお茶という「和」と「清」のひとつの世界を生活の中に求めるのですから、その調和を乱すようなきもの姿にならないように心がけたいと思います。
ほんとうに茶道の心得の深い人は、他人の服装をあげつらうこともないと信じますが、その場にふさわしいものを着なければ、ひとり浮きあがってしまうこともありましょう。ときには、主催する方へ失礼になることもあります。
前もって、主催者や先生、同席する人々と打ち合わせることが大切です。
紋を付けたきものを着ることで、相手に対する「敬」の精神を表現することにもなります。
着物と帯のとりあわせで、格式を守ることもできます。
お茶を習う女性が着物選びをするのに、茶会の趣旨を考えて、茶室の広さに応じ、時候に合わせた装いをすることは大切なことで、これもお稽古のうちと思います。
年月とともに洗練され、やがて迷わないようになり、着物姿の動作にもしっとりとした味わいが自然に身について、茶室の「寂」を感じるようになるのではないでしょうか。

着物レンタルのメリット
1:手軽さとコスト
着物を購入は高価な場合があります。「きものレンタルわらくあん」は、着用に必要なアイテムを揃えると最低25万円の費用のものを提供させていただいております。着物レンタルは、手軽に利用でき、一度きりの記念日・食事会・イベントで着る衣装代を考えると、購入するよりもコストはかなり抑えられます。「きものレンタルわらくあん」の申込の平均単価は3万円です。


2:多彩な選択肢

様々な種類やデザインの着物を選ぶことができます。季節やイベントに応じて選択肢が豊富であるため、自分に合った着物を見つけやすくなります。

3:着物着装準備とお手入れの手間が省ける
 着物着装準備には、着物の知識が必要となります。また、お手入れには専門的な技術が必要です。「きものレンタルわらくあん」は着用に必要なものがすべて揃った安心フルセット着物レンタルを提供してます。※全品肌着小物付。

受け渡し方法が安心・便利な宅配着物レンタルで提供してます。返却時クリーニング不要です。「きものレンタルわらくあん」は自社でメンテナンスをしております。また、店舗での着付けのサービスを提供しております。

4:記念日・食事会・イベントの思い出になる
着物を着て写真を撮ったり、特別な場所を訪れたりすることは、素敵な思い出になります。着物レンタルを利用することで、そのような特別な思い出をづくりになります。

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〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
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