着物レンタルは良質・お手頃価格、安心フルセット宅配の「わらくあん」

0120-25-3306

受付時間/10:00 ~ 17:00

着物ブログ

【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】六月:附下 沢辺の蛍・月にホトトギス

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】六月:附下「沢辺の蛍」「月にホトトギス」「紫陽花」「流水に蛇籠と芦に撫子」

「沢辺の蛍」
日本人が「蛍」を愛でてきた歴史は古く、清少納言も『枕草子』で、「夏は夜がよい、蛍が多く飛び交うのも、一つ二つとほのかに光っているのも風情がある」と述べています。光を放って飛ぶ期間の短い蛍、そして命が短く儚さを感じる蛍は、古来夏の風物詩としてさまざまに楽しまれてきました。七十二候には「腐草為蛍」(腐れたる草蛍となる)という季節があり、昔は朽ちた草が蛍になると信じられていました。そのため、蛍は別名「朽(くち)草(くさ)」「腐(くち)草(くさ)」などともいわれています。蛍の淡い光は、現在のように楽しむものとしてではなく、神秘的で不吉なものとも捉えられ、やがてその儚さが恋い焦がれる男女の情と重ねられるようにもなりました。和泉式部が夫である藤原保昌から打ち捨てられたときには、貴船神社で蛍が飛んでいるのを見て、「物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂(たま)かとぞみる」と詠み、恋する心が我が身から飛び出したようだ、といっています。蛍はその飛びかたから「火垂」が語源といわれ、その飛ぶ様子が恋する人を求める情熱と見られたとも思われます。かたや『源氏物語』では、蛍の光は玉鬘の姿を映し出す灯りとして御簾の内で放されたという雅びな演出になっています。六月の宵の風物として日本人が愛してやまない蛍の文様で、沢辺に生まれて恋に飛び交う「火垂」の愛しさを装いたいものです。

103-LL-khi0002単衣訪問着/単衣訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「月にホトトギス」
雲間に漏れる「月影とホトトギス」を描いた文様も、平地でホトトギスの姿が見られるこの季節にぜひとも着たい一枚です。ホトトギスは、南の島から初夏に飛来する渡り鳥です。地域によってはちょうど田植えの時期にあたるので、これを目安として「田(た)長(おさ)鳥(どり)」「早(さ)苗(なえ)鳥(どり)」などとも呼ばれました。鳴き声は大きく、甲高い声をしていて、「テッペンカケタカ」などと聞きならされます。鶯の初音と同じく、その初音も古くから心待ちにされ、愛でられてきました。ホトトギスは口の中が赤く、その強烈な鳴き声から「鳴いて血を吐く」といわれたり、死出の国からやって来るといわれたりもしましたが、その特徴のある鳴き声は文学にも多く取り上げられています。『古今和歌集』の夏に載る歌は、そのほとんどがホトトギスを詠んだものです。ホトトギスは日中も鳴きますが、夜にも鳴く数少ない鳥だったので、とくに人々の注意を引いたのでしょう。百人一首にも明け方のホトトギスを詠んだ「ほととぎす 鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞ残れる」という有名な歌があります。雲間の月を見、ホトトギスの声を聞くことは古来日本人の何よりの至福だったのです。

103-LL-khi0003単衣訪問着/単衣訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「紫陽花」
日本原産の「紫陽花」は、原種の額紫陽花です。品種が改良されて大形のガクアジサイから球形に装飾花で覆われたいわゆる紫陽花など、五月雨の露を纏って多くの人々に愛されてきました。茶席に額紫陽花は入れられることもあるので、花の絵は奥ゆかしく配置されています。可能ならば茶花に何の花を用いるか、お尋ねになっておかれると安心です。どんなに美しく描かれても、実物には勝ることはできませんし、互いに美しさを打ち消しあっても失敗です。紫陽花は別名の一つに「オタクサ」とあり、長崎出身のオランダ商館員であったシーボルトの日本妻「お滝さん」が語源であるとする伝説もあります。確かにシーボルトは、帰国の折に多くの日本の植物を持ち帰った事実があります。
103-LL-khi0009単衣訪問着/単衣訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲哉

「流水に蛇籠と芦に撫子」
夏の暑さに対して、倭言葉の世界では「暑い」の言葉はタブーです。言霊思想により「暑い」と口に出すと暑さが一入増すと思われていたからで、反対に泉や流水という言葉の持つ音で涼を感じ取っていました。それは、視覚や聴覚からくる涼です。自然のままの川原には小石が広がっています。そこでは水の流れを調節するために、場所によっては汀に「蛇籠(じゃかご)」(竹で編んだ大きく長い籠に石を詰めたもの)が置かれていました。汀(みぎわ)なので「芦」などの植物が茂り、涼しい川風に葉がそよいでいます。ここでは「川原撫子」を配しています。このような情景の絵柄は、むしろ見る人に涼を感じていただける着物であり、茶席にそよ風が立つ風情が好まれます。
103-LL-khi0010単衣訪問着/単衣訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲哉

着物監修:裏千家正教授 藤井宗文
茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:おおきに迎賓館 黒門中立賣邸
撮影コーディネート:淡交社

【茶席の着物と和敬清寂】
お茶歴史がはじまったころから、着物は今日のような小袖という形に落ちついてきました。
お茶と着物が、それぞれの時代を経て、洗練されつくしてきたといえます。
着物とは深いつながりがありますが、当時の茶人は、表立っては男性でしたので、正式には実徳を着ます。
流儀によっては袴をつけるといった約束事がありました。しかし、婦人の着るものには、特に難しい決まりはないと聞いています。
それなら何を着てもいいかというと、やはりお茶という「和」と「清」のひとつの世界を生活の中に求めるのですから、その調和を乱すようなきもの姿にならないように心がけたいと思います。
ほんとうに茶道の心得の深い人は、他人の服装をあげつらうこともないと信じますが、その場にふさわしいものを着なければ、ひとり浮きあがってしまうこともありましょう。ときには、主催する方へ失礼になることもあります。
前もって、主催者や先生、同席する人々と打ち合わせることが大切です。
紋を付けたきものを着ることで、相手に対する「敬」の精神を表現することにもなります。
着物と帯のとりあわせで、格式を守ることもできます。
お茶を習う女性が着物選びをするのに、茶会の趣旨を考えて、茶室の広さに応じ、時候に合わせた装いをすることは大切なことで、これもお稽古のうちと思います。
年月とともに洗練され、やがて迷わないようになり、着物姿の動作にもしっとりとした味わいが自然に身について、茶室の「寂」を感じるようになるのではないでしょうか。

着物レンタルのメリット
1:手軽さとコスト
着物を購入は高価な場合があります。「きものレンタルわらくあん」は、着用に必要なアイテムを揃えると最低25万円の費用のものを提供させていただいております。着物レンタルは、手軽に利用でき、一度きりの記念日・食事会・イベントで着る衣装代を考えると、購入するよりもコストはかなり抑えられます。「きものレンタルわらくあん」の申込の平均単価は3万円です。


2:多彩な選択肢

様々な種類やデザインの着物を選ぶことができます。季節やイベントに応じて選択肢が豊富であるため、自分に合った着物を見つけやすくなります。

3:着物着装準備とお手入れの手間が省ける
 着物着装準備には、着物の知識が必要となります。また、お手入れには専門的な技術が必要です。「きものレンタルわらくあん」は着用に必要なものがすべて揃った安心フルセット着物レンタルを提供してます。※全品肌着小物付。

受け渡し方法が安心・便利な宅配着物レンタルで提供してます。返却時クリーニング不要です。「きものレンタルわらくあん」は自社でメンテナンスをしております。また、店舗での着付けのサービスを提供しております。

4:記念日・食事会・イベントの思い出になる
着物を着て写真を撮ったり、特別な場所を訪れたりすることは、素敵な思い出になります。着物レンタルを利用することで、そのような特別な思い出をづくりになります。

水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306

各SNSではお役立ち情報・最新情報を更新中ですˎˊ˗
ぜひフォローして投稿をチェックしてください🔍

種類豊富・高品質な着物をお気軽にレンタル!
〘きものレンタルわらくあん〙
@kimono_warakuan

確かな品揃え、着物購入をお考えの方にオススメ🌷
〘きものサロンみずもち〙
@kimono_mizumochi

七五三・二十歳・婚礼など和装の撮影ならお任せください📷
きものフォトふりる
@photo_furiru

カテゴリー