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【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】七月:附下 波に千鳥・波車・朝顔・波に貝

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【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】七月:附下「波に千鳥1」「波に千鳥2」「波車」「朝顔」「波に貝1」「波に貝2」
真夏の着物は、流水や波などから涼やかな水辺をイメージし、視覚から見る人に少しでも涼を感じていただけるものを選びます。

「波に千鳥1」
「波に千鳥」の着物には、磯の波間を飛び交う千鳥が描かれています。千鳥といえばチドリ科の渡り鳥と考えると冬のイメージがありますが、水辺で群れをなす鳥のこともさす言葉でもあります。そして、氷屋さんの暖簾などにあしらわれるように、千鳥が飛ぶと涼しさが感じられます。波に千鳥の文様といえば、波を世間の波にたとえ「世間の荒波をともに乗り越えていく」という夫婦円満や、家内安全の縁起のよい文様として用いられることも多くありますので、その意味からも使い方は広がるでしょう。

103-LL-kna0003夏訪問着レンタル/夏訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「波に千鳥2」

103-LL-kna0004夏訪問着レンタル/夏訪問着LLサイズ/京友禅:染匠市川

「波車」
波車とは、平安時代に貴族の移動手段であった牛車の車輪を川の浅瀬に浸している景色を図案化したものです。牛車の車輪は木製であったので、乾燥からの歪みなどを防ぐため、長く使用しないときには牛車から外して川の浅瀬に浸していました。この様子が雅びやかで風情あるものとされ、モチーフとして好まれました。着物だけでなく、茶道具の棗や茶碗などにもよく見られる文様の一つです。本来、車輪を水につけるということは季節を問わず行われていたものなので、文様としてとくに季節のあるものではありませんが、やはり水辺の文様ということで今回は夏の着物に取り入れました。これらの千鳥と波車にはいずれも波が描かれていますが、海と川で波の描かれかたに違いがあるのは興味深いところです。
「波車」=「片輪車」は東京国立博物館所蔵の「片輪車蒔絵螺鈿手箱」を参考に描いてます。

103-LL-kna0005夏訪問着レンタル/夏訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「朝顔」
「朝顔」は、裏千家では茶花として使いませんので、床の花と重なる心配がなく、着物の柄には取り入れやすい文様です。朝顔には利休の有名な逸話があります。あるとき、秀吉が利休屋敷の露地の朝顔が見事であるという噂を聞き、利休に朝顔の茶の湯を所望しました。利休はその茶会の折に露地の朝顔をすべて切り取り、茶席の床にただ一輪の朝顔を入れました。これを見た秀吉は、利休の美意識に大いに感嘆したといわれています。茶花に朝顔を使う流派もあるようですが、裏千家で茶席に朝顔を入れないのは、この逸話の利休の覚悟を尊重しているからと伝わっています。こちらの着物には、涼やかな青い朝顔と籬が描かれています。籬が添えられていることで、目には見えない風を感じることができます。

103-LL-kna0006夏訪問着レンタル/夏訪問着LLサイズ/京友禅:染匠市川

「波に貝1」
海辺に貝といえば、海(み)松(る)貝(がい)の文様が有名です。海松は、浅い海に育つ海藻の一種で、『万葉集』にも詠まれ、食用として身近なものでした。形が松の葉を思わせることからこの漢字があてられたといわれていますが、この海松を貝と合わせた文様が海松貝で、和装では帯の文様によく見られます。ここでは着物の文様としたので、あえて海松貝とせず、波に貝の組み合わせとしました。こちらは夏用の着物ですが、波に貝の文様は、三月の難波の浦に貝を吹き寄せる「貝寄せ」と呼ばれる風の時季にもふさわしく、春の趣向としても楽しい文様です。

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「波に貝2」

103-LL-kna0002夏訪問着レンタル/夏訪問着LLサイズ/京友禅:染匠市川

総じて、ここに紹介した着物は、少ない色目で爽やかに仕立てられ、清々しい印象の着物です。暑い夏は、見る人に暑苦しさを感じさせないことが大切です。涼やかな装いは、お茶席だけでなく、町着としても楽しんでいただけるでしょう。

着物監修:裏千家正教授 藤井宗文
茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:「波に千鳥1・波に千鳥2・波車・波に貝1」玄想庵
「朝顔・波に貝2」老舗和菓子屋 鶴屋八幡
撮影コーディネート:淡交社

【茶席の着物と和敬清寂】
お茶歴史がはじまったころから、着物は今日のような小袖という形に落ちついてきました。
お茶と着物が、それぞれの時代を経て、洗練されつくしてきたといえます。
着物とは深いつながりがありますが、当時の茶人は、表立っては男性でしたので、正式には実徳を着ます。
流儀によっては袴をつけるといった約束事がありました。しかし、婦人の着るものには、特に難しい決まりはないと聞いています。
それなら何を着てもいいかというと、やはりお茶という「和」と「清」のひとつの世界を生活の中に求めるのですから、その調和を乱すようなきもの姿にならないように心がけたいと思います。
ほんとうに茶道の心得の深い人は、他人の服装をあげつらうこともないと信じますが、その場にふさわしいものを着なければ、ひとり浮きあがってしまうこともありましょう。ときには、主催する方へ失礼になることもあります。
前もって、主催者や先生、同席する人々と打ち合わせることが大切です。
紋を付けたきものを着ることで、相手に対する「敬」の精神を表現することにもなります。
着物と帯のとりあわせで、格式を守ることもできます。
お茶を習う女性が着物選びをするのに、茶会の趣旨を考えて、茶室の広さに応じ、時候に合わせた装いをすることは大切なことで、これもお稽古のうちと思います。
年月とともに洗練され、やがて迷わないようになり、着物姿の動作にもしっとりとした味わいが自然に身について、茶室の「寂」を感じるようになるのではないでしょうか。

着物レンタルのメリット
1:手軽さとコスト
着物を購入は高価な場合があります。「きものレンタルわらくあん」は、着用に必要なアイテムを揃えると最低25万円の費用のものを提供させていただいております。着物レンタルは、手軽に利用でき、一度きりの記念日・食事会・イベントで着る衣装代を考えると、購入するよりもコストはかなり抑えられます。「きものレンタルわらくあん」の申込の平均単価は3万円です。


2:多彩な選択肢

様々な種類やデザインの着物を選ぶことができます。季節やイベントに応じて選択肢が豊富であるため、自分に合った着物を見つけやすくなります。

3:着物着装準備とお手入れの手間が省ける
 着物着装準備には、着物の知識が必要となります。また、お手入れには専門的な技術が必要です。「きものレンタルわらくあん」は着用に必要なものがすべて揃った安心フルセット着物レンタルを提供してます。※全品肌着小物付。

受け渡し方法が安心・便利な宅配着物レンタルで提供してます。返却時クリーニング不要です。「きものレンタルわらくあん」は自社でメンテナンスをしております。また、店舗での着付けのサービスを提供しております。

4:記念日・食事会・イベントの思い出になる
着物を着て写真を撮ったり、特別な場所を訪れたりすることは、素敵な思い出になります。着物レンタルを利用することで、そのような特別な思い出をづくりになります。

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〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
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