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【裏千家正教授 藤井宗悦監修 茶道道具】九月:たくさんの花が咲き乱れる野原を「花野」

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九月【茶道道具】

まずは、秋草蒔絵の手桶水指で、初秋の茶趣を表してみました。
点前座には、手桶の水指と並べてバランスのよい鶴首の釜を据えます。
秋、たくさんの花が咲き乱れる野原を「花野」といい、秋の季語となっていますが、秋の花には春のそれとは、また違った風情が感じられます。香合にも秋草が描かれ、茶席にもすっかり秋の野が広がりました。
仲秋の野辺や山路を辿るとおちこちに集(すだ)く虫の音が心地よく、涼やかな風とともにたくさんの花々が迎えてくれます。また夕暮れが近づけば雲間に漏れる月影が清々しいものです。
茶杓の銘は「山路」、茶碗の銘は「山路に湧く雲」の意味を持つ「ケイ雲」で、山路を辿り野辺を行く――虫の音を聞きながら夕暮れの山路を逍遥する――風情を茶席に演出しました。

床には花包形の花入に、秋の七草の一つである「アサガオ」を入れました。古名としての「アサガオ」がさす植物が何であるかについては諸説あり、その中から槿と桔梗の二種としました。
朝顔は奈良時代に遣唐使によってその種が薬として持ち込まれ、薬用植物として栽培されました。中国名は牽(けん)牛(ご)といいますが、中国の古典によると、牛と朝顔の種を交換したことに由来するとされています。またほかに七夕の頃に美しい花を咲かせることが由来であるとする説もありますが、この中国名の「牽牛」が、日本名での別名を「牽(けん)牛(ぎゅう)花(か)」とする由来となっています。
ところで花入の花包とは、本来は七夕(たなばた)花(はな)扇(おうぎ)を模して作られたものです。七夕花扇とは、薄、桔梗、仙翁花、白菊、小車(おぐるま)、女郎花、蓮などの色とりどりの秋草を束ねて檀紙で包み、水引で結んで扇形に作ったものであり、古くは、七夕の日に近衞家から宮中に届けられていました。帝はこれを軒に吊るしたり、また池に浮かべて二星とともに眺めて愛でたといいます。本来七夕は秋の行事であったため、秋草を入れているのですが、現在の新暦では夏であるため、ここでは秋の草を包む花包みということで、秋の取り合わせとして床に掛けました。

茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:京懐石美濃吉本店 竹茂楼
撮影コーディネート:淡交社

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