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【アレコレ細野美也子】着物コーデ:12月② 東レ洗える附下|みずもち|富山県

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月間アレコレ編集長細野美也子コーディネート着物|きものサロンみずもちセレクト|東レ洗える着物|附下|12月②|全国配送
細野美也子(ほその みやこ)着物情報誌「月刊アレコレ」編集人。着物に特化したエディターとして、他誌の監修や撮影ディレクション商品開発などを手掛ける。手持ちの着物を生かし、着物をワードローブの1枚として気軽に楽しむ提案を続ける。一般社団法人「きものカラーコーディネーター協会」理事。きものサロンみずもちセレクト洗える着物。

〈きもの〉

ロマンティックな12月――個性を出しすぎない、淑女のようなエレガントコーディネートで年末のお食事会へ

12月はいろんな意味で特別感があふれる月です。
その特別感を分析してみるとーークリスマスイベント、1年お疲れ様の空気、新年を迎える高揚感。そして初雪のシーズンでもあるから。
不思議なことに“初雪”は、子どもにとっても、大人にとっても、ファンテスティックでロマンティックなイメージをかき立てられます。
大人は幼い頃の記憶に結びつくこともあるからでしょうか。

さて、今日はロマンティックをテーマにお話を進めたいと思うのですが、“ロマンティック”というワードは、やさしい、甘やか、夢み心地、物語という少女のようなイメージと、
恋、劇的、エピソード、ハッピーエンドなどという、大人の出会いや恋愛のイメージがあります。

大人になってからの“ロマンティック”という言葉は、口にするのが気恥ずかしい気もするのですが、
「12月」というマジックワードに乗っかると、不思議とどんな言葉も装いもチャレンジも、違和感なく「だって12月だもん」という一言で意味もなく納得してしまう……と思いませんか。

だから!12月は、普段だとちょっと臆するようなコーディネートやスタイルも、チャレンジできるボーナス月なのです。
おしゃれって絶対、ワクワク感が必要。
そしてそのワクワク感こそが楽しみでもあるのです。

和洋ミックス、1回くらいならチャレンジしてみたいかも。
すごくハデハデなパーティ仕様のコーディネートで弾けてみる?
思い切りザ・フォーマルを着るのもいいかも。
なんだったら映画をテーマに今日だけ極妻……でも楽しいかもしれません。
極妻がロマンティックとはいいませんが、そんな日常からちょっと飛び出した、はじけた気分をコーディネートで表現できるのが、“12月のロマンティックな魔法”です。
ーーと、これも普段ならとても恥ずかしくて言えそうもない言葉ですが、今月なら言えます!
12月の魔法がとけないうちに、今月だけのコーディネート、楽しんでください。

きもの初心者の方が気軽に着られる附下。
きもの上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクトの洗える附下です。

藤色の上品エレガントのイメージを生かすために、装飾過多はNG。控えめが目立つコツ。


紫系は上品、エレガントなイメージと、真逆なセクシー、下品というイメージももつ色です。
これは色彩学の統計で立証されています。
このギャップはどこから?その境界線はどこなのでしょう。

まずは、紫色にプラスアフファの装飾が増えれば増えるほど、上品やエレガントから離れていく傾向があります。

そして、色自体の濃さ薄さ、色の調子でも印象が変わります。
一概に言えませんが、濃い紫になるとセクシーさが増し、薄い紫だとエレガントにとどまる傾向があります。

紹介している洗える附下は、青みの勝った薄紫――藤色で、後者のエレガントさをもちつつ、控えめな柄が逆に知性を感じさせる“演出”になっています。
白く浮かぶ花菱は、12月の初雪のようでもあり、春先の装いであれば花びらのようでもあります。

知性のあるエレガントを演出するためには小物使いに気をつけて。
too matchな装飾はNGです。

〈帯〉

帯屋捨松の版画蔓唐花・八寸名古屋帯。個性派ながら使い回しの利く八方美人な帯。


帯に限らず、和装の世界のデザインに“唐花”はとても多く、それゆえ様々なパターンがあって、同じ唐花でも、アジアンっぽいもの、ヨーロピアンっぽいもの、表現の違いもあり多彩です。
個性的な柄で知られる帯屋捨松の唐花は、わりと大きく、大胆に構成されているものが多いようです。

紹介している帯も同様。
線自体はしなやかで細く繊細な描き方ですが、小付の唐花が全体にあるのではなく、ちゃんとお太鼓に“顔”があるデザイン。
ガツンとした強さはないのに、しなやかな曲線で表現された唐花。

附下はもちろん、スマートカジュアルな装いのときの小紋、上質な小紋に
もいい仕事をしてくれる帯です。
八寸名古屋帯なので軽くしめやすいのも大きなポイント。

 

〈コーディネート〉

平凡にならない上品なシンプルコーディネートで、着る人の知性を伝える。


薄紫の洗える附下を主役に考えたコーディネートです。
青みがある藤色の上品さと知性を生かすために、あまり色を投入せず仕上げましたが、
平凡に収まらないように、帯は帯屋捨松の黒地の八寸名古屋帯を合わせて。

附下の柄もシンプルなので、つい小物に力を入れてしまいがちですが、ここはあえて引き算を意識して帯締めも同系色を使っていますが、黒地の帯に乗せるのでまとまりと、メリハリはでます。

そして単調にならないよう帯揚げにピンクを。
ピンク以外、クリームやブルー系でもいいですが、藤色の個性を相殺しないよう抑えた色調のものを選びます。

 

附下:附下 東レシルック洗える着物 藤菱 106-0062
八寸名古屋帯:メーカー:帯屋捨松 版画蔓唐花 117-0295
帯上:和光 313-0007
帯〆: メーカー:五嶋紐 312-0215
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈コーディネーター〉

コーディネート 文:細野美也子様(月刊アレコレ)
https://www.arecole.com/
Instagram:@arecole.miyakohosono

〈会社案内〉

水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306

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