【アレコレ細野美也子】着物コーデ:12月③ 東レ洗える附下|みずもち|富山県
月間アレコレ編集長細野美也子コーディネート着物|きものサロンみずもちセレクト|東レ洗える着物|附下|12月③|全国配送
細野美也子(ほその みやこ)着物情報誌「月刊アレコレ」編集人。着物に特化したエディターとして、他誌の監修や撮影ディレクション商品開発などを手掛ける。手持ちの着物を生かし、着物をワードローブの1枚として気軽に楽しむ提案を続ける。一般社団法人「きものカラーコーディネーター協会」理事。きものサロンみずもちセレクト洗える着物。
<きもの>
着る人により、多彩な表情になる附下。カワイイさと渋さを同居させる絶妙領域の白ぼかし
大久保信子の洗える附下 上下のピンクを際立たせる白ぼかしがコーディネートに緩急
膝にかけてぼかしが斜めに入る、洗える附下。
着尺反物で見ると、その効果がもうひとつわかりにくいかもしれませんが、この白ぼかしが実はこの附下げの最大のポイントです。
上下のピンクはそれぞれ、上が甘め、カワイイ雰囲気。
下はくすみがあり、渋め、和の雰囲気を守備範囲とする色。
同系色でありながら相反する印象をもちます。
この上下のピンクを操作するのが白のぼかしです。
つまり、前述の相反する印象、どちらを主とするか、強調したいのかを、特に考えなくてもカワイイはカワイイになるし、カワイイが苦手な方は渋すぎない渋めを表現ができます。
それは、白ぼかしの領域がコーディネートの意図を適切な色に導いてくれる役割をするからです。
複雑な理論のようですが、要は使っている小物に合う方の色に第三者が自然に目がいくということ。
第三者からはきちんとしたまとまり感のある洗練コーディネートとして映るはず。
これが、白を間に入れない直接の色の切り替えや、ぼかしでなくバキッと二分された横段の白ではそうはいきません。
まさに、白ぼかしがこの付け下げの絶妙領域といえます。着てみてわかるこの附下げの個性と特長。
きものに導かれてコーディネートができそうな一枚です。
きもの初心者の方が気軽に着られる附下。
きもの上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクトの洗える附下です。
<帯>
袋帯 メーカー:小巻 献上更紗文 洋服も大好きなファッショニスタにオススメの個性的な色の袋帯
袋帯では珍しい茶系。
この、ややクセがあるところがこの帯のオススメポイントです。
正直、使い回しが利くタイプではありませんが、
だからこそ、ちょっと変わったタイプが好きな方や、凝ったアイテムやトリッキーな組み合わせが好きな上級者に楽しんでいただきたいアイテムです。
更紗ということもありますが、エスニックな趣が濃いのですが、実は茶と黒は使い方でシックモダンな方向へ舵を取ることもできます。
きものとの相性で洋服的な組み合わせを楽しむことができるので、
普段から着るものに関心が高く、洋服も大好きというファッショニスタにはオススメです。
<コーディネート>
附下の裾色を生かした、技ありクセありな、キレイめ渋コーディネート
ピンク系≒甘め、カワイイ、茶×黒≒エスニック、モダンシック それぞれのコーディネートのイメージで使われる色です。
この反するイメージをもつ色のアイテムをかけ合わせで、ひと味違ったコーディネートにトライしてみました。
相反するとはいうものの、先の「きもの」の項でお話した、白ぼかしを境にした下の方のピンクのイメージを取り出すと、ピンクを離れたコーディネートも可能です。
茶に寄り始めている、くすみのある裾のピンクに、茶色ベースの個性的な帯を乗せました。
カワイイコーデ全盛、またはモダン、クールなどのスタイルが定着している現在において、逆にそこを外す組み合わせを意識してみました。
帯上、帯〆をピンクと相性のよいグレーにすると、また違った大人のコーディネートになります。
附下:附下 東レシルック洗える着物 大久保信子流きもの 106-0056
袋帯:メーカー:小巻 献上更紗文 116-0710
帯上:メーカー:衿秀 313-0045
帯〆: メーカー:五嶋紐 312-0212
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/
コーディネート 文:細野美也子様(月刊アレコレ)
https://www.arecole.com/
Instagram:@arecole.miyakohosono
〈会社案内〉
水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306
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