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黒留袖の選び方のポイント

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大切にしたい、黒留袖を着る機会

結婚式のスタイルも時代と共に変化をしていて、教会で式を挙げ、フレンチレストランで披露宴なんていう形式もたくさんありますね。そうなると、なんとなくその風景というか雰囲気?とか周囲のインテリアなどを勘案するとイブニングドレスでも着用しなければならないかと一瞬血迷ってしまったりもするのですが、そもそも日本人の体型は……と、日本人全体のせいにしてはいけませんね! もとい! 私の体型はイブニングドレスを着るにはあまりにも不適切です。あまりにも悲惨です。

という訳で、どうしても黒留袖を着用すべき時は、一生のうちに何度かあるわけです。そんなとき、どんな黒留袖を選んだらいいのでしょうか? 上半身には文様がありませんし、全体が黒ですからそんなに悩む必要もなく、お好きな、ピンときたものを選べば良いのですが、少し、選び方について考えてみたいと思います。

黒留袖の選び方

身長

世代を問わず、背の高い方は裾模様が下の方に集中しているタイプを選びますと帯下から文様までの間に、随分と黒無地部分が多すぎて、背の高さが強調されてしまいます。逆に背の低い方が、裾模様があまりにも上の方にまであるタイプの黒留袖をお選びになりますと、文様の一部がおはしょりの中に入ってしまって、少々落ち着かない感じがします。

文様と色合い

さて、どんな文様が似合うのか? ですが、結論から申し上げますと、どの文様でも絶対にNGということはありませんので、基本的にはお好みで決めていただいて大丈夫です。

全体的に(遠目で見ると)金色っぽく見えるものと、銀色っぽく見えるものがあります。金色っぽく見えるものは、帯も金糸を主に使ったものになりますし、銀色っぽく見えるものは帯もプラチナ箔など白っぽいものを合わせることが多くなるのではないでしょうか? ですので、ここはジュエリーやアクセサリーで18金など金色系が好き、似合うと言う方は、金色系が落ち着き、逆にプラチナやホワイトゴールドなど白っぽい物が似合う人は、留袖の柄も白っぽいほうが落ち着くようです。

まぁ、お顔から遠いところの文様ですので、逆がだめということではありませんが、なんとなくジュエリーのお好みと近くなることが多いような印象を持っています。もちろん、金系、銀系だけではなくて、多種多様な色使いの華やかなものもありますし、なんとなくピンク、煉瓦色などの赤っぽい色合いを多用したものもあります。直感とインスピレーションでお選びいただいて大丈夫です。

どうしても心配な人は、着物に詳しいお友達やご家族とご一緒にお選びになると良いかもしれません。また、お店の人のアドバイスもよく聞いていただくのが良いでしょう。さて、年代別に見てみるとどういうことになりましょうか。

年代と立場

当たり前のことですが、お若い方があまりにもシックな加賀友禅の黒留袖をお召しになっていると若干違和感を感じてしまいます。華やかな赤の牡丹や華文などの明るく華やかな文様を選びたいところですね。例えば、ワンピースやブラウスなどだったら絶対にお召しにならない雰囲気の物でも、着物の裾模様ですので、安心してお選びになって大丈夫です。一方、年配の方があまりにも明るい色使いの華やかな物をお召しになるのも少々違和感がありますので、ココは品良くまとめたいところです。

親として着用する場合、もしも黒留袖をお持ちで無くて、そのときにレンタルをするということならば、新婦のお母様は少し控えめになさる方もいらっしゃいます。あくまでも主役は娘! という奥ゆかしい気持ちと共に、新郎のお母様の装いを立てるという意味も込めて、シックでシンプルな、少々控えめなものが上品かもしれませんね。

一方、仲人さんのご夫人としてお召しになるならば、結婚式のお家柄や会場などを考慮して、華やかな中にも凜とした気品とオーラを感じさせる……そうですね、見る人に安心感を与えるような装いを心がけたいところです。

基本的には、黒留袖には吉祥文様が描かれていますので、どれをお選びになっても大丈夫ですが、少し文様の意味などを意識してお選びになると、一層、装いが意味深いものになるでしょうし、寿ぐ気持ちを装いに込めるという日本人ならではの文化を誇りに思えるのではないかと思います。

メッセージ性の高い、祈りや願いを込めた装いができたらいいですね。

黒留袖に描かれる文様については詳しくはこちら↓

【黒留袖】 新婦のお母様の装いと着物の柄の意味

着物の「宝尽くし」の文様

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「和楽庵」スタッフY(50代 女性)
幼少期から着物に親しんで育った大の着物好き。情に厚く涙もろい。
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