着物レンタルは良質・お手頃価格、安心フルセット宅配の「わらくあん」

0120-25-3306

受付時間/10:00 ~ 17:00

着物ブログ

【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】一月:附下 福寿草・七草・若菜摘み・宝尽くし

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【裏千家正教授 藤井宗文監修 茶の湯の着物】一月:附下「福寿草」「七草」「若菜摘み」「宝尽くし」

「福寿草」
お正月になると、寄せ植えの植木鉢に福寿草をよく見ます。福寿草は別名に「元日草」とか「朔日草」といわれるように、昔からお正月のイメージがあります。旧暦の正月には地域によって咲いていたのでしょう。この着物の福寿草はまさに早春の姿で、品種にもよりますがもう少し季節が進めば枝が分かれて複数の花をつけます。福寿草は自然には落葉樹林の日だまりなどに群生します。福寿草と同じくキンポウゲ科の節分草や、ユリ科のカタクリと同様に、春を告げる草と言う意味で春植物(スプリング エフェメラル)と呼ばれています。花の少ない早春を彩ってくれる愛おしい花であります。
いずれも丈の短い花々なので、大寄せの茶会の置き花入れには合わせにくい為に、茶花と着物が競う心配が少ないと思われます。花びらの一枚一枚に春の光を纏うようなこの着物は、初釜のお手伝いやお客として着ても茶席で上品に匂い立って、着る人を引き立て、また見る人を魅了してくれることでしょう。

103-LL-kaw0069訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「七草」
一月七日には七草粥を頂く風習が残っています。七日は五節供の一つで「人日」です。五節供としては一月一日が月と日が奇数で重なるので、重日思想として「火」の気が強すぎる為に祓をする日ですが、さすがにすべての邪気を祓い清めて迎えてめでたい日ですので、元日は避けて人を占う日であった七日を「人日」として江戸時代になって節供の中に加えられました。
この日は唐土から邪気である「鬼車鳥」が来るのを防ぐために、トントンと塀や壁を叩き、犬の耳を捻って鳴かせることで、「鬼車鳥」の到来を防いだのですが、その一環として野辺から積んできた七草をまな板に載せ、包丁で音を立てながら刻みました。その時の囃子歌が各地に残ります。
唐土の鳥が日本の国に渡らぬ先に七くさなずな
七草とは 芹(せり) 薺(なずな) 菘(すずな) 蘿蔔(すずしろ) 仏座(ほとけのざ) 御形(ごぎょう) 繁縷(はこべら) の七種で、食べることができるので実は七菜です。野菜不足の冬季に青物を摂取したとも言われていますが、いずれにせよ七草の絵柄を身にまとうのは、正月の春野に力強く芽生える生命力と、邪気を追い払う力をもつ縁起の良い着物であると言えます。

103-LL-kaw0071訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

「若菜摘み」
「君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ」古今和歌集「春よ」光孝天皇
一月をテーマに裏千家正教授藤井宗文先生の監修の基二代目由水十久先生が製作された着物。茶席に相応しいように下前に若菜を摘む童子が描かれています。
貴方にあげようと春の野に出て若菜をつむ私の衣の袖に振っても振っても雪が降りかかってきます。〈衣の裄と雪がかかりことば〉※お正月の子の日の若菜つみの歌。

103-LL-kaw0068訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:二代目由水十久

「宝尽くし」

103-LL-kaw0070訪問着レンタル/訪問着LLサイズ/加賀友禅:本間哲也

着物監修:裏千家正教授 藤井宗文
茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:studio Collection 代表 西岡照矢
ロケーション:「七草・宝尽くし」おおきに迎賓館 黒門中立賣邸
「福寿草・若菜摘み」平野の家 わざ 永々棟
撮影コーディネート:淡交社

【番外】「宝尽くし」

103-L-kaw0182訪問着レンタル/訪問着Lサイズ/十日町友禅:吉澤織物

茶道監修:裏千家正教授 藤井宗悦
モデル・着付:和装着付 おとは 代表 平野恵未
カメラ:山平舎 代表 小林正和
ロケーション:京料理清和荘
撮影コーディネート:淡交社

【茶席の着物と和敬清寂】
お茶歴史がはじまったころから、着物は今日のような小袖という形に落ちついてきました。
お茶と着物が、それぞれの時代を経て、洗練されつくしてきたといえます。
着物とは深いつながりがありますが、当時の茶人は、表立っては男性でしたので、正式には実徳を着ます。
流儀によっては袴をつけるといった約束事がありました。しかし、婦人の着るものには、特に難しい決まりはないと聞いています。
それなら何を着てもいいかというと、やはりお茶という「和」と「清」のひとつの世界を生活の中に求めるのですから、その調和を乱すようなきもの姿にならないように心がけたいと思います。
ほんとうに茶道の心得の深い人は、他人の服装をあげつらうこともないと信じますが、その場にふさわしいものを着なければ、ひとり浮きあがってしまうこともありましょう。ときには、主催する方へ失礼になることもあります。
前もって、主催者や先生、同席する人々と打ち合わせることが大切です。
紋を付けたきものを着ることで、相手に対する「敬」の精神を表現することにもなります。
着物と帯のとりあわせで、格式を守ることもできます。
お茶を習う女性が着物選びをするのに、茶会の趣旨を考えて、茶室の広さに応じ、時候に合わせた装いをすることは大切なことで、これもお稽古のうちと思います。
年月とともに洗練され、やがて迷わないようになり、着物姿の動作にもしっとりとした味わいが自然に身について、茶室の「寂」を感じるようになるのではないでしょうか。

水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306

各SNSではお役立ち情報・最新情報を更新中ですˎˊ˗
ぜひフォローして投稿をチェックしてください🔍

種類豊富・高品質なきものをお気軽にレンタル!
〘きものレンタルわらくあん〙
@kimono_warakuan

確かな品揃え、ご購入をお考えの方にオススメです🌷
〘きものサロンみずもち〙
@kimono_mizumochi

七五三・はたちの集い・婚礼など和装の撮影ならお任せください📷
きものフォトふりる
@photo_furiru

カテゴリー